遠征釣行というと、楽しそうなイメージがありますよね。
しかし、その理由によっては全く意味のない釣行になってしまう事もある諸刃の剣だと思います。
今回は、そういった経験をしたっていう記事です(;・∀・)
遠征を行う理由
遠征釣行を行う時の理由は、大きく分けると以下の3つがあるのかなと思います。
①地元で釣れるようになってきたから、腕試しで別の地域にチャレンジしたい。
②遠征先の釣り仲間と一緒に釣行する事になった。
③自分の地域で釣れないけど、有名な場所に遠征すれば釣れるんじゃね?
遠征を行う場合、①や②が理由であるならば、遠征を行う価値はあると思います。
しかし、③が理由である場合、その遠征は安易に行ってはいけないと感じました。
有名な場所ならイージーに魚が釣れるという幻想
最近、ヒラメを狙って頑張っている友人がいるのですが、瀬戸内はヒラメの魚影が薄く、なかなか思うような釣果が得られていない様子。
四国でヒラメを狙うならば太平洋に面した高知県が圧倒的に適しているので、高知に行けばヒラメが釣れるかも?という安易な理由で、私は友人と高知のサーフへ遠征する事にしたのです。
もちろん、有名エリアと言っても初見ですし、ボウズ覚悟ではありましたが。
ちなみに私のヒラメの釣果はこの1匹のみの完全ビギナーです(;・∀・)
夜中に出発し、2時間半かけて片道200kmの道のりを走ります。
狙うポイントもよく分かっていない我々は、サーフィン客が利用する駐車場があるサーフポイントを転々とする事にしました。
夜明け前に到着したため、まずはサーフからのヒラスズキ、つまり砂ヒラを狙ってみる事に。
磯に近いサーフを選んでエントリーし、ルアーをキャストしますが全く釣れません。。
そして、夜が明ける時間帯になったため、別のサーフへ移動し、本命のヒラメを狙う事にしました。
週末ですし、夜が明ければヒラメ狙いのアングラーが沢山いるものと思っていました。
しかし、実際にはアングラーはほとんど見かけず、海で見かけるのはサーファーの姿のみ。
ヒラメのポイントといえば、ブレイクと離岸流程度の知識しか持ち合わせていない私は、離岸流を探してサーフを歩き回ってみますがよく分からない。。
潮位の関係でブレイクも遠い。。
地元でもたまにヒラメを狙いますが、河口で狙っているので遠浅なサーフは勝手が全く分かりません(・・;)
所々でベイトの気配があったので、そのポイントを重点的に狙ってみましたが、残念ながらノーバイト。
地元アングラーもいない場所で本当に釣れるのか?
ポイントや時期を間違った?
潮はどういうタイミングが良いの?
と、だんだんと疑心暗鬼になっていきました。
そして、サーフを転々としている途中でサーファーの方に、
「ここでヒラメ狙っている人はほとんど見かけませんよ?」
と言われてしまう始末。。。
何をどうすれば良いのか分からない私の心はポッキリと折れてしまい、何も得ることのないまま帰路に着きました。
ボウズは覚悟していましたが、右も左も分からず何も拠り所の無い不安な感覚。。。
「何も分からない」という事がこんなにも恐ろしい事だったとは。
得たものは、高知のサーフはただただ広く、星がとても綺麗たっだという事ですねぇ(;・∀・)
有名な場所でも通わなければ釣れない
当たり前ですけど、有名な場所だからといってルアーをキャストすれば初心者でも釣れるというほど簡単な場所はないんですよね。
隣の芝が青く見えているだけで、有名ポイントであろうがそんなに甘くは無いという事です。
豊富な知識や経験を持って、自分のホームエリアで学んだ事に基づいて挑むような「腕試し的」遠征や、そのポイントに精通した釣り仲間にガイドしてもらう遠征でないと、最初から釣果を得ることは非常に難しいと思います。
ボウズ覚悟で毎週末に数時間を道のりを通い詰める覚悟があるならば、最初はそれでも良いかもしれません。
しかし、ちょこっと1回行ってみて、魚を釣ってこようという考えだと、今回の私の釣行のように何も得られない可能性の方が高いです。
もちろんタイミングが合えば釣れる事もあると思うんですけど、基本的には例え有名な釣れると言われるような場所であっても、通って経験を蓄積させないと釣れるようにはならないと思うんですよね。
遠征するなら十分な経験と準備を
ヒラメ初心者が有名な場所に遠征釣行した結果、なすすべもなく敗走したという経験でした。
初心者が釣る事を目的として遠征釣行した場合、そこが例え有名ポイントであったとしても釣果を得られるほど甘くはないと痛感しましたね(´・ω・`)
同じような気持ちで遠征をする初心者の方がいれば、最低でも以下のような準備が必要だと思います。
・地元の方からの情報を得る事
・自分のホームエリアで十分な実績を得てから臨む事
・メッカだからといって簡単には釣れないと認識し、ボウズでも今後も通う覚悟がある事
などなど。
今回、改めて思うのは、勝手が分かっているホームポイントだと、例え釣れなかったとしても自分の経験に基づいて戦略を立てる事ができるのでモチベーションの維持にもなっているという事ですね。
そして、隣の芝は青くみえるということ(笑)
ヒラメ遠征をするには圧倒的に経験が不足していました(^_^;)
そして帰り道、まずは地元で経験を積んで頑張っていこうと話し合ったおじさん二人でした。
コメント