私はシーバスやライトゲームを本格的に始めてから数年の間、ダイワのスピニングリールを愛用してきました。
具体的には17セオリー、14カルディア、18フリームス、18レガリスなど。
特に拘りがあった訳ではありませんが、1つのメーカーのリールをある程度使い込んで理解したかったのが主な理由かなと思います。
しかし、自分なりに釣りをやり込んでいくうちに、自分の求めているリール像とダイワの目指している方向に乖離を感じていました。
そこで、凄いリールが出ましたね。
19ストラディック
シマノがこのリールを発表して感じた事を書いてみます。
シマノの本気。19ストラディック
私はシマノのスピニングリールを使った事がありませんので、大した事は言えませんが、HPなどの説明を読むと、15ストラディックからの進化として、
・ロングストロークスプールによる飛距離の向上
・マイクロモジュールギヤⅡによるギヤノイズの低減
・サイレントドライブによるカチッと感の向上
・Xプロテクトによる防水性能の向上
このあたりの上位機種の機能を取り入れたみたいですね。
つまり、
飛距離が伸びて、巻き心地が滑らかで静かになって、より防水性能を高めた
という事!
また、ギヤの強度も上がっているとか。
凄いですね(;・∀・)
実売2万前後であろうこの価格帯でここまでやるんかいっていう。
特に、ロングストロークスプール、マイクロモジュールギヤⅡ、サイレントドライブに関しては、これまではステラ及びヴァンキッシュのハイエンド機種のみの採用でした。
なので、これらが実売2万円クラスのストラディックに採用された事実が衝撃を持って市場に受け止められたのだと思います。
実質ハイエンドと変わらんやんって感じですよね!
これ絶対売れますよね。
と、ここまで褒めちぎってきましたが、
恐らくですが、
これらの技術は、実際にはそうコストが掛かるものでも無いのだと思います。
ロングストロークスプールはただの形状変更で今後のシマノのスタンダードスプールになるでしょうし、ギヤ関係の変更はギヤ屋であるシマノに掛かればコスト的にかなり無理をした訳でもないと思われます。
つまり、ハイエンドの機能のうち、ローコストで採用できる機能を盛り込んだのではと推察されます。
ですが、これだけ盛り込んだ事に対して、
シマノの本気
を感じますね。
ハイエンドにのみ採用された機能を下の価格帯の機種に降ろす事は、ハイエンド機の価値を下げる事になります。
という事は、シマノは今後のハイエンド機種に関して更なる技術革新を起こす必要があるんですよね。
既にその算段は付いているのかもしれませんが、より新しい良いものを作っていくんだろうなと感じます。
なので、私はシマノの本気を感じたんですね。
自分が求めるリール
好みの問題ですが、私がある程度釣りを続けてきて、リールを始めとしたタックルに求めるものは、
ストレス無く安心して釣りができる
という事です。
なので、リールであれば、
・壊れない
・防水性が高い
といった感じで、「軽さによる感度」よりも「安心して使用できる頑丈さ」を重視するようになりました。
つまり、私はダイワユーザーですが、最近のダイワの軽量リールに振った方向性が合わなくなってきているんです(;・∀・)
ですから、次はストラディック、サステイン、ツインパワーあたりを使ってみたいなと思っていた所です。
そういったタイミングだったので、この19ストラディック凄く良いと思いましたねー。
それで、
金属ボディである19ストラディックに対抗するダイワの頑丈な中価格帯のリールといえば、
多少の価格差はありますが19レグザでしょうか。
実売価格で、19ストラディックは20,000円位、19レグザは15,000円位だと思いますので、5000円位の価格差はあるので比べてはいけない気もしますが。
このレグザですが、ダイワユーザーである私の印象としては、
下位機種である18フリームスの金属版
という位置づけです。
金属ボディ以外はフリームスと機能が全く一緒なんですね。
なので、19ストラディックから感じたようなワクワク感が個人的に感じられないんです。
ですから、
・上位機種の機能をふんだんに取り込んだ「19ストラディック」
・下位機種である18フリームスの金属版「19レグザ」
と比較してしまうと、
約5千円の価格差があるにせよ、シマノの本気が感じられる19ストラディックがとても魅力的に映ります。
シマノの本気に対してダイワはどうする?
シマノの本気を感じた19ストラディック。
ダイワユーザーの私からしても、うおー!凄そう!ってワクワクしました。
ロッドやリール等の道具類って使ってみたいっていうワクワク感も重要だと思うんですよ。
私もロングロッド用に4000番を1台買ってみようかなと思っています。
そして、19ストラディックがこれだけ進化したとなると、来年と噂されるツインパワーの新モデルもかなり期待大ですよね。
これに対して、今後ダイワはどう対抗していくのでしょうか?
今後も同じように「これだけ軽くなりました!」っていうLTコンセプトを継続してアピールしていくのでしょうか。
後はモノコックボディがどこまで降りてくるかですかね。
これまでも切磋琢磨してきた両社ですから、シマノの本気に対してダイワもきっとこれから良いものを出してくると思いますので、今後が楽しみです。
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