下流側の明暗でしか反応しないシンペンパターン

秋シーバス(9月~11月)
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にゃがともはミノー好きである。

最近のシーバス釣りにはほぼミノーしか使わないし、もちろん釣果もほぼミノーのみである。

 

しかし、当たり前だがミノーだけでは攻略できないシチュエーションは存在する。

 

この日は大潮の下げの時間帯ということもあって、何かしらは釣れるだろうと踏んでいた。

明暗の一級ポイント、つまり橋の上流側の明暗をいつものようにミノーでレンジを細かく刻んでいくが全く反応が出ない。

 

表層ではセイゴのボイルもあるがその魚さえ無反応。

 

ひとしきり攻めた後、橋の下流側の明暗もセイゴのボイルがあるのでチェック。

橋の下流側から上流へ向けてキャストして橋の下に入れる、つまり暗部に着水させ、明部にミノーを流していくアップクロスの釣り。

しかしこちらも無反応。

 

ミノーで全く口を使わせられない。

ミノーの限界である。

 

 

こういった下流側明暗のアップクロスの場合、表層を流したい時はシンペンの方がイメージが合う。

それもスローシンキングのシンペンだ。

スネコン、ジグザグベイト、ソマリなどがそれに当たる。

これらのルアーはスローシンキングでかつS字スラロームアクションということで、水になじませながら表層付近をアップクロスで流せるイメージが沸く。

 

この日はスネコン90Sがルアーボックスに入っていた。

スネコン90Sをアップクロスにキャストし、橋の下に着水させ、チョンチョンとトゥイッチを入れながらボイルのある明暗境界に流し込む。

すると、あれ程ミノーで無反応だったのが噓のように、速攻で魚が反応した。

50くらいのヒラ。

 

その後も60くらいのマルを追加。

トゥイッチの後に少しだけフォールを入れるイメージで。

 

完全にスネコン90Sがハマっていると感じた。

スローシンキングのシンペンのアップクロスは水になじんでナチュラル感が出るのだと思う。

 

アップクロスでルアーを流す場合、ヒットポイントである明暗境界をあっという間にルアーが通り抜けてしまうので、アプローチ方法としては効率が悪い。

なので、細かくキャストポイントを刻んだ方が良いだろう。

 

その後、ビッグサイズを同じアプローチで掛けたが、メインラインがブレイクしてしまい、取り逃してしまった。

ライン管理を怠っていたにゃがともの怠慢である。

 

スネコンを失った後、いろんなルアーで同じアプローチをするも全く反応しなかった。

普通のシンペンでは沈下速度が早くレンジが合わないし、ミノーもフローティングやシンキングを試してもダメだった。

成す術なしである。

 

このように、完全にスローシンキングのシンペンのアップクロスの釣りがハマった日だった。

下流側明暗の攻略方法の一つを見いだせたという意味では非常に有益な日だった。

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