キャスト精度(アキュラシー)はロッドで全然変わる

ロッド
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当たり前の事かもしれませんが、

最近になって、キャスト精度(アキュラシー)はロッドによってかなり変わるという事をようやく実体験として理解する事ができました。

考えれば理解できる事なのですが、実際に体感する事は非常に重要だと思います。

 

キャストが下手だと思っている方、実はそれはロッドが原因かもしれません。

 

久しぶりのロッドを使ってみたら

私のシーバスロッドの変遷は、

ダイワ・ラテオ96ML(破損)→→→ダイワ・レイジー90L→→→ヤマガブランクス・アーリープラス92XML

と、こんな感じです。

 

入門者~中級者クラスのロッドばかりで、高価なロッドはまだ買えていません(^_^;)

 

それで、

これとは別に、出張先などで使えるかなと思って購入したパックロッドも持っています。

メジャークラフト・(三代目)クロステージCRX-964M

 

4ピースで9.6ftのミディアムロッドです。

1年位使っていなかったこのロッドですが、久ぶりに橋脚ポイントで使ってみました。

 

CRX-964Mはルアー重量が15g~42gと表記されていますが、弾力があって柔軟に曲がるので10g位のルアーでも問題なくキャストする事ができる汎用性の高いロッドです。

 

そして、久しぶりにキャストしてみると、ブランクにシャッキリ感(張り)は無く、ダルめのロッドだな~と感じました(;・∀・)

キャスト時の反発速度が遅く、ボヨンとした感じで曲がりの収束も遅いですね。

カーボンの弾性が低い、もしくはロッドに含まれる樹脂量が多い印象です。

 

でも、ダメなロッドと言うつもりはありません。

定価1万円ちょっとのロッドですし、この価格帯のロッドはそんなものだと思います。

 

しかし、この後もキャストを続けていた私は、このロッドにイライラし始めました。

 

キャストが決まらん!

 

もう全然ダメです。

技術不足も相まって、狙った所にルアーが全然飛ばない。。。

ひどい時には横方向に5mくらい狙った場所と離れたポイントに着水する事もありました。

ほぼ無風の状態で橋脚の上流を狙ってキャストしたのに、橋脚にカツーン!とルアーが直撃したんですw

 

数日前に同じポイントでアーリープラス92XMLをキャストしてもこんなストレスは感じませんでしたし、

俺、ここまでキャスト下手だっけ?(;・∀・)

と辛いし、思い通りにいかないので何だか楽しくない。。。

 

以前使っていたラテオ96MLもレイジー90Lもここまでのキャストのバラツキはなかったように記憶しています。

 

そして、これが

ロッドのキャスト精度の差

と実感しました。

 

キャスト精度の差の要因

では、このキャスト精度の差はどこから来るのでしょうか。

当然、価格の違いによるブランクの品質、弾性、捻じれ難さは大きな要因であると思います。

ロッドは定価2万円あたりを境として性能が大きくアップするように思いますね。

 

ですが、この他にもレングステーパーアクションの差による所も大きいと思います。

 

現在のメインロッドであるアーリープラス92XMLは、実質9.0ftのロッドであり、ベリーがやや強めに作られていてキャスト精度の高いファストアクション寄りです。

つまり、ウェーディングで橋脚やストラクチャーを打つ事も視野に入れていて、ある程度キャスト精度が必要な場所用として作られたロッドでしょう。

 

これに対して、クロステージCRX-964Mは、ライトショアジギングも視野に入れたロッドであり、レングスも9.6ftと長くレギュラーテーパーなので、大場所でミノーやジグをドーン!と遠投する事が多いロッドです。

つまり、キャスト精度をあまり必要としない場所に向いたロッドなんですね。

 

このような得意なシチュエーションが異なるロッドをキャスト精度で比較すれば、それはもちろんアーリーが勝って当たり前ですよね(笑)

値段も倍以上違いますし(^_^;)

 

このように、キャスト精度はブランクの品質(価格)による所も大きいですが、レングスやテーパーアクションなどの差も表れているのだと思います。

 

適切なロッド選びが必要

私はこの実体験を持って、ロッドによってキャスト精度は変わるということをようやく理解しました。

いや、分かってはいましたが、ここまで違うものかと驚きました。

 

ルアーフィッシングには、キャスト精度が求められる場所があったり、遠投が求められる場所があったりと様々なシチュエーションが存在します。

そして、どちらも両立させることは中々難しく、それぞれのシチュエーションに最適化されたロッドがラインナップされています。

 

ですから、ロッドはブランクの品質(価格)は当然ですが、予算の範囲内で自分の釣りに求められる性能を持ったロッドを選ぶという事が重要ということですね。

 

私は、シーバスを始めた頃は、ネットで汎用性が高いと言われていた9.6ftの長めのロッドでした(ラテオ96ML)。

しかし、最近はウェーディングの機会も多くなり、飛距離よりも精度や取り回しを重視した9.0ft辺りのロッドがしっくり来ています。

また、今後は色んなシチュエーションに合わせられるように、様々なタイプのロッドを揃えたいと思っています。

その方がストレス無く楽しめますからね!

 

もし、キャスト精度が一向に上がらないという方がおられたら、それはレングスやテーパーアクションがシチュエーションに合っていないだけで、適切なロッドに変更すると解決する問題かもしれません。

コメント

  1. Nob より:

    こんにちは!
    ロッドは
    必ずどのシチュエーションでも
    良いロッドはないですよね。
    ちなみに相反する性能がある
    ロッドはやはり素晴らしく
    テイルにはそういうロッドは
    ありません。
    そこはラインやドラグ設定も含めてのセッティングになってきますよねー。

    • nobさん
      コメントありがとうございます!
      やっぱり遠投できて精度も高いロッドは高弾性なお高いロッドになっちゃいますよね(^◇^;)
      その分ピーキーな印象がありますが。
      そうでない場合は、セッティングを工夫してみるというのは良いですね!
      自分の経験値も高まりますし、そう言ったところも趣味の楽しみの一つかなーと思います(о´∀`о)