にゃがともです。
今回のルアーインプレは、メガバスのリップレスシャローミノー・カゲロウ124F。
ブログやtwitterなどでも、多くの方に使われていて良い釣果を上げられているのを目にするルアーですね!
個人的にも凄いルアーだと思わざるを得ないです。
それくらい良い思いをさせてもらってます!
使い所が合っていれば確実にデカい魚に口を使わせる力を持っていますし、非常に信頼のおけるルアーだと感じていますので、個人的な感想を紹介してみたいと思います(*’ω’*)
カゲロウ124F
124㎜、22gのフローティングミノー。
フックサイズは#4の3フックシステム。
レンジは20cmよりも上。
特に河川や干潟などのシャロー帯で活躍してくれるルアーだと思います。
詳細については、私が語らずとも開発者の久保田剛之さんのブログがとても参考になります!
最大の特徴はダーターカップ
ケガロウ124Fの最大の特徴といえばダーターカップ。
上向きと下向きのリップが半々の特徴的な形状です。
アクションは、スローリトリーブだと本当に動いているのかよく分からないレベル。
若干スライドしながらヨタヨタと非常に地味なローリングアクションです。
初見だと、ちゃんと泳いでる?本当にこれで釣れるのかな?と感じるかもしれません。
誤解を恐れずにいうならば、基本的に水噛みが良くないルアーだと思います。
いや、スローでもアクションするので基本的には水噛みは良いと思いますが、必要以上に噛まないというか何というか、そういった印象です。
しかし、このルアーが釣れる理由は、この程よい水噛みの悪さにあると思っています。
基本的にリップレスミノーはリップ付きミノーよりも水噛みが悪いのが特徴ですが、その不安定性から生まれるイレギュラーアクションが食わせのキモです。
それで、このイレギュラーアクションを更に引き出すのがダーターカップだと個人的には解釈しています。
そのあたりを少し考察してみると、
まずは、通常のリップレスミノーですが、ヘッドに受けた水流は上方向に受け流す力が多く発生しますよね。
リップレスミノーの水流の動き(横から)
このように、リップレスミノーのアクションは、上方向へ多くの水流を受け流すことで発生しているものと推察されます。
対して、ダーターカップは、上向きと下向きの二つの水流が発生し、カップ内で水流同士がケンカしますよね。
ダーターカップの水流の動き(横から)
この喧嘩したダーターカップ内の水流が何処に逃げるかというと、
横方向だと思われます。
ダーターカップの水流の動き(上から)
つまり、ダーターカップは、ヘッドで受けた水流を左右方向への水流に変換する力が通常のリップレスミノーよりも大きいのではと推察されます。
恐らくですが、左右方向に水流が多く発生する方がルアーはバランスを崩し易いはずです。
なので、ダーターカップは左右方向への水流の影響で不安定性が増し、わずかな水流の変化でも左右へヨタつく食わせのイレギュラーアクションが多く入る。
という事なのかなと私は考察してみました。
※あくまで個人的な考察なので参考まで!
ランカーキラー
解説したダーターカップ理論が正解かどうかに関わらず、このルアーがランカーに口を使わせる能力が高いのは事実だと思います。
私がこのルアーを凄いと思ったきっかけは、
この102cm、メーターオーバーのタイリクスズキ。
実はわたくし、カゲロウ124Fの初フィッシュがこの魚でした。
1匹目がモンスターってヤバいですよね(;’∀’)
開発者である久保田さんがメーターオーバーを釣る動画がとても有名ですが、自分もまさかメーターオーバーを釣ることになるとは夢にも思いませんでした。
ここから私はこのルアーの虜になり、
翌週にも同じポイントに向かったのですが、
ランカーのマルスズキをキャッチ!
そして、その翌日も釣行すると、
ランカーでは無いですが良型の70cmをキャッチ!
おいおい、このルアー本気で凄いなと。
最初のメーターオーバーはたまたまでは無く、ランカーキラーと呼ぶにふさわしい釣果をあげてくれたんです。
その後も124Fと100Fを駆使しながら、過去にないスピードで良型サイズのシーバスのキャッチに成功しているので、その能力に疑いようは無いと思います。
カゲロウ100Fでもランカーをキャッチ
デカい魚だけじゃない
12cmサイズのミノーですし、大型に的を絞ったルアーかと思っていましたが、実はそんんな事も無いようで、
セイゴも全然バイトしてくるんです。
しかも、メインベイトが8~9cmのイナッコの時期にです。
つまり、表層を意識したシーバスならサイズ関係なく食ってくるんです。
ブリブリと泳がず波動の小さいルアーであることが理由なのかなと思います。
急流のダウンクロスにも強い
リップレスミノーってアップクロスやクロスにキャストして、流れと同調させながらバイトを誘う使い方が多いかと思います。
テロテロと弱々しい動きで流されてくる弱ったベイトを演出し、ブレイクや流れの変化に入ってバランスを崩した所でドン!ってイメージですよね。
カゲロウ124Fもこのような使い方が最も一般的だと思います。
一方、急流で流れに逆らって泳がせるダウンクロスの場合、多くのルアーで動きが破錠したり、ブリブリと泳ぎすぎてしまったりして美味しいアクションが出ない印象です。
しかし、カゲロウ124Fは流れを受け流す事に長けているのか、必要以上に泳ぎすぎないので、ダウンクロスでも魚のバイトを得ることができています。
これが何を意味しているのかというと、
バイトゾーンが長い
という事です。
つまり、今まではドリフトの回収ゾーンだったダウンクロス領域がバイトゾーンになり、今まで釣れなかった魚をキャッチできる可能性があるという事ですね。
キャストは強めのロッドを推奨
高いランカーキャッチ率、それでいてセイゴクラスも口を使うので素晴らしいルアーだと思うのですが、このルアーを使うには、
ロッドを選ぶ
という印象があります。
一般的なシーバスロッドであるMLクラスのロッドだと、このルアーの飛距離ポテンシャルは発揮できないような気がします。
22gというのはシーバスルアーとしては重めであり、体積も大きく空気抵抗が大きくなることから、柔らかいロッドだと反発力が負けてしまい飛距離が伸びないと思われます。
なので、最低でもMクラス以上でなるべく反発力のあるシャッキリしたロッドの方が使い勝手は良いと思います。
ちなみに私はMHのロッドで使用していますが、そのキャストフィールはすこぶる良いです。
相性の良いロッドであれば重心移動システム(LBOⅡ)が機能し、9ftクラスだと50m、10ftクラスだと55m位は飛ばせていますので、空気抵抗のある12cmクラスのルアーとしては飛距離の出る部類と言えるでしょう。
もし、MLロッドでカゲロウを使うなら、ダウンサイズモデルの100F(12g)の方が良いかもしれませんね。
おわりに
納得の釣果で私のエースルアーになってくれたカゲロウ124F。
ランカーキラーと呼ぶにふさわしい釣果を上げてくてれいますし、それでいてセイゴクラスも全然食ってくる。
個人的に信頼のおけるパイロットルアーを得た感覚があり、河川主体の自分のシーバスゲームに一つの軸が出来上がった感じがします。
先ずはパイロットとしてカゲロウを先発し、その後の状況に合わせて別のルアーにチェンジしていく。
また、最後の締めにもカゲロウをキャストしてバイトを拾う、あるいはバイトが無いなら諦めがつく。
というようなゲーム展開が期待出来るルアーだと思います。
河川や干潟のシャローゲームが主体の方は、是非一度使ってみることをオススメします!
追記:なんか最近、転売ヤーの出現などで入手困難になっていて、凄い事になってますね!早くブームが落ち着いて入手できるようになる事を祈っています!
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