ジェッティ135S、サイレントアサシン140S、マリンギャング空海140Sの飛距離を計測して比較した(MRD、AR-C、LBOⅡ)

ルアー
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にゃがともです。

今回はシンキングミノーの飛距離を計測した記事になります。

 

以前、Vlogの方でアイマのジェッティ135Sの飛距離が知りたいとのコメントを頂いたこともあって、今回、このジェッティの飛距離を計測してみることにしました。

それと、他の飛び系シンキングミノーと比較を行なって飛距離の評価を行ってみました。

 

Vlogでも同様の動画をアップしていますので、お好みでどうぞ!

各ルアーのスペック

それではまず最初に、簡単に各ルアーのスペックを見ていきます。

①アイマ:ジェッティ135S

135mm、26gのシンキングミノーでMRDという磁石を使った重心移動システムのルアーです。

このルアーはネット上で飛ばないと言った評価が多いので、今回本当かどうかを自分でも試してみようと思いました。

 

②シマノ:サイレントアサシン140S

140mm、26gのルアーで、サイズ感はジェッティとほぼ同じ感じですね。

重心移動システムは、言わずと知れたバネ式のAR-C。

説明不要の飛び系王道ミノーですね。

 

③メガバス:マリンギャング空海140S

140mm、28gのルアーで、他の2つよりも2g重いルアーとなっています。

重心移動システムは、ベアリング式のLBOⅡ。

飛距離もかなり出ますので、飛ばしたい時に私がよく使ってるルアーになります。

 

以上、三つのシンキングミノーについて、飛距離を測ってみました。

 

飛距離の計測方法

まずは、測定方法を確認します。

私の動画では同じルアーを13回キャストして、ミスキャストを考慮して飛ばなかった3回を除外した10回分の飛距離について、平均、最大、最小そしてバラつきの指標である標準偏差を求めています。

 

今回はラインカウンターを試してみたのですが、結構誤差が大きかったので使えませんでした。

そのため、ハンドル1回転の巻き取り量を95cm(使用したルビアス4000CXHの巻き取り量は99㎝)と仮定して飛距離を求めています。

 

タックル及び条件

タックルはこちらです。

  • ロッド:モアザンブランジーノEX AGS 98M/MH
  • リール:20ルビアス4000CXH
  • ライン:PEライン1.2号

硬めのロッドに4000番のハイギヤリールを使用しました。

 

テスト時の条件はこちらです。

  • 天候:曇り
  • 気温:12℃
  • 風:2.4m/s横風

多少横風がある条件下でしたので、風に強いルアーの方が飛距離が伸びるのではと思います。

 

飛距離の計測結果

サイレントアサシン140S

結果がこちら。

サイレントアサシンですが、

  • 平均飛距離:59.2m
  • 最大飛距離:61.8m
  • 最小飛距離:56.1m

という結果になりました。

バラつきを示す標準偏差は1.9mでした。

このルアーは非常に投げやすく、飛行姿勢も安定していて、使いやすいルアーだと改めて感じました。

 

マリンギャング空海140S

結果がこちら。

マリンギャングですが、

  • 平均飛距離:61.7m
  • 最大飛距離:67.5m
  • 最小飛距離:58.0m

という結果になりました。

バラつきを示す標準偏差は2.7mでした。

このルアーは他よりも2g重いからなのか、しっかりと飛んでいく印象で、飛行姿勢がハマった時には最後のひと伸びが1番感じられるルアーでした。

 

ジェッティ135S

結果がこちら。

このジェッティですが、

  • 平均飛距離:52.1m
  • 最大飛距離:60.8m
  • 最小飛距離:45.6m

という結果になりました。

また、バラつきの指標である標準偏差が5.1mとかなり大きな値が出ています。

 

ジェッティに関して気になったのは、飛行姿勢が不安定な事です。

風に弱いからだと思うのですが、最初はいい感じに飛んだとしても途中でバランスを崩してフラフラと失速してしまう事が多かったですね。

それが飛距離がバラつきの原因になっていると思われます。

 

各ルアーの飛距離の比較

それでは各ルアーの飛距離の比較をしていきます。

結果はこちらです。

この表は最も結果の良い数値を赤字で示しています。

これをみると、平均値、最大値、最小値のいずれもマリンギャング空海140Sの数値が最も良いという結果になりました。

特に最大飛距離は67.5mと他のルアーよりも10%程度大きく上回ったのはビックリしました。

 

一方で、最も飛距離が安定していると言えるのは、バラつきの指標である標準偏差が1.9mと最も小さいサイレントアサシンでした。

これは飛行姿勢の安定性からくるものと考えられます。

飛び系ミノーの代名詞的なルアーですが、安定感のあるルアーとも言えますね。

 

そして肝心のジェッティですが、今回残念ながらどの項目も最下位という厳しい結果になりました。

ネット上で言われている結果と同じ結果になってしまいましたね。

個人的に致命的だと思うのは、標準偏差が5.1mと飛距離のバラつきがかなり大きい事です。

最大飛距離を見れば分かる様に、アサシンと比較しても最大値には大差がないのですが、とにかく飛行姿勢が安定していない事から平均飛距離を大きく押し下げています。

私のキャスト技術が未熟な事もあるのでしょうが、飛距離も重要となるサーフルアーとしては結構厳しい結果だと感じました。

 

まとめ

今回は、シンキングルアーのジェッティ135S、サイレントアサシン140S、マリンギャング空海140Sの飛距離の比較を行いました。

その結果、マリンギャングが最も飛ぶルアーという結果となり、サイレントアサシンが安定性の高いルアーという結果になりました。

一方、ジェッティはというと、最大飛距離はまあまあなのですが、飛行姿勢の不安定さに起因して、飛距離のバラツキが大きく、平均飛距離が伸びないという結果になりました。

 

この結果だけをみると、アイマのMRDがシマノのARCやメガバスのLBOⅡに劣っているようにも見えるのですが、サスケ裂空や新型コモモと言った他のMRDのルアーは普通に飛ぶので、なんでジェッティだけこんな感じなんだろうと不思議に思いますね。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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