どーも、にゃがともです。
今回は飛距離を比較してみたシリーズの第二弾。
最近気になっていたルアーがありまして、それが
サスケ120裂空です。
MRDという重心移動システムが新たに搭載された、新しいサスケシリーズ。
近所でも店頭に並ぶようになってきましたので、お試しで購入してみました。
この裂空ですが、MRDが搭載されたことで、従来の重心移動システムよりも着水後の立ち上がりが良くなり、飛距離も伸びたとの事です。
しかしながら、裂波と比べて飛ぶようになったと言われる一方で、あまり変わらないと言った声もあるようです。
そこで今回、自分でも裂波と裂空の投げ比べをしてみて、実際に裂空の飛距離は裂波よりも伸びたのかを検証してみました。
同様の内容をVlogでも取り上げていますので、興味のある方は是非ご覧になってください!
外見比較
まずは、裂空と裂波の外見上の違いをみてみます。
まず、大きく変わったのはフック。
裂波は6番3フック仕様ですが、裂空は3番2フック仕様になっています。
裂波は6番フックという事で、大型が掛った時のフック強度に不安がありましたが、裂空は3番フックなので、パワーファイトも可能なランカー仕様となっております。
フッキング率は3フックの裂波の方が高いと思いますが、裂空はフックが強い分、一度しっかりとフッキングしてしまえばファイト中にバラし難いといった感じだと思います。
この辺りは好みの問題ですね。
あと、重量が裂空は20gという事で、裂波よりも3g重くなっています。
それに伴って、フローティングを保つには浮力が必要になってきますので、裂波よりも体積を増やしたファットな形状になっているようです。
単純に形状がファットになると空気抵抗が増えて飛距離は落ちますが、それを重量増とMRDシステムでカバーしている感じかなと思います。
テスト時の状況
フィールド状況
テスト時のフィールド状況としては以下のようになります。
・気温3度
・ほぼ無風
・オカッパリ
使用タックル
テスト時に使用したタックルです。
・ロッド:グランデージSTD.93MH
・リール:17モアザン2510PE-H
・ライン:PE1号
・リーダー:フロロ20ポンド
飛距離の算定方法
飛距離の算定方法は以下のように定義しました。
・飛距離=ハンドル回転数×90㎝(使用リールのハンドル1回転の糸巻き量)。
・ミスキャストを考慮し、13回キャストしたうちの飛ばなかった3回を計測結果から除外。
・10回分の平均距離をルアーの飛距離とする。
計測結果
各ルアーの計測結果がこちらになります。
まずは、サスケ120裂波から。
次にサスケ120裂空。
最後にこちらが各ルアーの飛距離をまとめた表になります。
平均飛距離は、裂空:50.4m、裂波:47.0mで、裂波と比べて3.4mの飛距離差が出た結果となりました。
また、最大飛距離は、裂空:56.7m、裂波:50.4mということで、裂波と更に差は開いておよそ6mとかなりの飛距離差が出ました。
この結果は、裂空の方が優位に飛ぶと言って良いと思いますし、体感でも明らかに飛距離が伸びたと感じました。
一方で、最低飛距離はともに45m程度になっており、裂空の方が飛距離のバラつきが大きい(標準偏差が大きい)、つまり、飛距離が安定しないという結果になっています。
これは、私が裂空のMRDシステムを使いこなせていない、
言い換えると、MRDを最大限に生かすことが出来ればかなりの飛距離が出せるが、設定がややピーキーで安定的に最大飛距離を出すにはコツがいるのかもしれないと感じました。
裂空の飛距離が裂波と変わらないといった意見や、同じくMRDが搭載されたジェッティ135Sの飛距離がイマイチといった意見も、もしかするとこの辺りが原因かもしれません。
まとめ
サスケ120裂空の飛距離テストを行った結果を以下にまとめます。
・裂空は、裂波よりも明らかに飛距離が伸びている。
・裂空の最大飛距離はかなりのもので、MRDの性能を最大限に生かすことができれば、かなりの飛距離が期待できる。
・裂空の飛距離はバラつきが大きく安定性に欠けるため、MRDのキャスト性能は多少ピーキーな設定なのかもしれない。
個人的には、この裂空にはかなり良い印象を持ちました。
裂波でやや不満を感じていた飛距離が大幅に改善されているルアーであると言えますし、3番2フック仕様となったことでランカーにも臆せずに戦えるパワーも持っています。
フィールドによっては3番フックが多少大きく感じる方もいるかもしれませんが、河川、サーフ、磯と何処でも使える汎用性の高いルアーだと思います。
アムズデザイン SRK120-005 sasuke120裂空 Mチャート
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