ヤマガブランクスの免責価格は本当に高いのか【免責価格一覧】

ロッド
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ロッドの免責ですが、各社その対応は様々ですね。

例えば、大手のダイワやシマノなどは、ラテオやディアルーナなどのエントリークラスだと4,000円、ハイエンドクラスでも6,000円と非常に安価です。

 

一方で、中小企業であるヤマガブランクスの免責は高いと言われたりしますが、本当なのでしょうか。

 

ブルーカレント折れる。。。

ある釣行で事件が起こりました。

 

シーバス釣行でしたが、もしかしたらと予備でライトゲーム用ロッドのブルーカレントTZ/76を積んでいたのですが、

車のバックドアを閉めた際に、

 

ドンッ!!

 

パキッ!!

 

へっ!?

 

ブルーカレントの#1側が無残にも折れてしまいました(´;ω;`)

 

ブルーカレントTZの免責価格

全損なら15,000円

完全なる自分の不注意でロッドを折ってしまったわけですが、

救いだったのは、まだ私のブルーカレントTZが免責期間内だった事でした。

 

それで、ヤマガブランクスの免責金額を調べてみると、

 

15,000円

 

だと!?

 

高い(´;ω;`)

むむ、、、これだと免責を利用するどうか悩む価格ですね。

 

部品を再利用すると安価に修理可能

ブルーカレントTZの免責価格は15,000円との事ですが、これは全交換(全損)した場合の費用です。

2ピースあるうち、いずれか片方のピースを新品と交換する場合ですね。

 

しかし、ヤマガの免責には2種類があって、例えばガイドなどの生きているパーツを再利用する「部品再利用」という補修方法を選択した場合、

 

7000円~

 

となっています。

※古い保証書には10,000円と記載されているものもありますが、2019年現在ではブルーカレントTZの免責価格は7,000円に変更されているものと思われます。

 

つまり、誤ってロッドを折ってしまった場合、

ガイドが無事であれば、既存のガイドを新しいブランクに移植して再利用するため、7,000円で済むらしいのです。

 

国内工場でロッドを生産しているヤマガブランクスだからこそ可能な免責方法ですね。

※同じ国産であるテンリュウなども同じシステムのようです。

 

免責期間は2年間

ヤマガブランクスのロッドの免責期間は2年間です。

2017年に1年間から2年間に変更されたようです。

※保証書に1年と記載されていても、実際は2年間有効になります。

 

一般的に、免責期間は1年間というメーカーが多い中で、この2年間という期間は非常にありがたいと思います。

 

事実、私が折ってしまったブルーカレントは購入後1年ちょいが経過しており、免責期間が1年ならば保証期間外でした。。。

 

①免責期間1年間で4,000円のダイワやシマノ(新品に交換)

②免責期間2年間で7,000円のヤマガブランクス(ただし部品再利用)

 

こうやって比較した場合、保証期間が2年間であるヤマガの免責対応は大手と比べて決して高いとも言えないのではないでしょうか。

 

折れたアーリープラスを中古で購入して蘇らせる

思っていたよりも安く折れたヤマガロッドが蘇る事を知った私は、オークションサイトで以前から気になっていたロッドを落札しました。

 

アーリープラス92XML

 

穂先側(#1)が折れていますが、送料込みで5,000円でした。

ブランクの折れ意外はコンディションも良くそこそこ綺麗な状態のモノです。

 

自分で補修することも考えたのですが、

このロッドも保証期間内でしたので、せっかくなので免責を利用して補修してもらうことにしました。

 

アーリープラスの部品再利用の免責価格は7,500円。

ロッド購入代:5,000円+免責代:7,500円=12,500円

となり、12,500円で#1側のブランクが新品になったアーリープラス92XMLを購入できた事になります。

 

なかなかお買い得だったのではないでしょうか(´∀`)

 

修理期間と掛かった費用

破損したブルーカレントとアーリープラスは4月の連休前に持ち込みました(正確には4/24)。

ショップに持ち込んだ際、店員さんから、

「ヤマガは遅いので1ヶ月位かかりますよ~」

と言われたので、

GWを跨ぐことも考えると、5月の終わり位だろうなと予想していました。

 

しかし、実際には5/11に完了の連絡が!

 

GWを跨いだにも関わらず、2週間ちょいという短期間で帰ってきたので嬉しかったです!

職人さん、迅速なご対応ありがとございます(´;ω;`)

※ヤマガブランクスHPによれば、修理期間はロッド到着後2~3週間とのことです。

 

それで、実際に掛かった免責費用の内訳ですが、

ブルーカレントTZ/76・・・7,000円+税

※保証書には10,000円と記載されていましたが、やはり古い保証書だったようで現在は7,000円のようです。

上:補修前 下:補修後

 

アーリープラス・・・7,500円+税

上:補修前 下:補修後

 

あと、注意点としては、送料として別途1,000円が必要になります。

私の場合は免責に2本出しましたが、同じく1,000円でしたので、何本同時に出しても一律1,000円だと思われます。

※片道分はヤマガブランクスが負担してくれる+ヤマガ契約の運送屋さんを使うから片道1,000円と安価みたいです。

 

以上、実際に掛かった費用はロッド2本で16,500円くらいでした。

 

免責価格一覧

ヤマガブランクスの免責価格は、ロッドの種類によって変動があるようなので、自分なりに調べてまとめてみました。

古い保証書をお持ちの方や、ヤマガロッドの購入を検討している方の参考になればと思います。

※間違っている箇所もあるかもしれませんので、最終的な利用はメーカーに確認してみてください。

ロッド名全損部品再利用
ブルーカレント10,0007,000~
ブルーカレントTZ15,0007,000~
ブルーカレントTZ/NANO15,0007,000~
アーリープラス15,0007,500~
バリスティックTZ/NANO20,0007,500~
バリスティックヒラTZ/NANO20,0009,000~
カリスタTZ/NANO15,0007,500~
ブルースナイパー20,0009,000~

 

全損の場合は、10,000円~20,000円で、部品再利用の場合は7,000円~9,000円となっています。

 

ヤマガブランクスの免責のまとめ

ヤマガブランクスの免責についてまとめると、以下のようになります。

・全損によるロッドの片ピース全体を新品と交換する場合の免責価格は10,000円~20,000円(ロッドの種類による)。

・ロッド折れの場合、ガイドなどの部品再利用の場合の免責価格は7,000円~9,000円程度(ロッドの種類による)。

・免責期間は2年間と長い。

・片道分の送料(1,000円)が必要(もう片道分はヤマガが負担)。

 

注意点としては、部品再利用の場合、ショップに持ち込む際にその旨を伝えた方が良いかと思います。

また、ネットなどで購入したロッドも、近くのヤマガを取り扱っている別の釣具店を窓口として持ち込んで免責を依頼する事が可能です。

 

免責が高いと言われたりするヤマガブランクスですが、2019年現在では改善されており、保証期間が2年と長く、思っていたよりも安く折れたロッドを修理する事ができました。

また、職人さんに丁寧に修理して頂いたと考えると、ロッドに愛着が湧きますし、今後も大事に使って行かないとなと思わせてもらえる経験になりました。

 

ヤマガは免責が高いという情報でロッドの購入を控えていた方がいれば、実はそんな事はありませんので安心して購入して大丈夫かと思いますよ!

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

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コメント

  1. Nob より:

    なるほど!
    そういえば、あまり免責について
    書かれている記事ってないですよね。
    とても参考になりました!
    ちなみに私が使っている
    テイルウォークの場合は。。
    ムーンウォーカーは7000円
    ハイタイドで12000円
    マンビカで7500円
    全て部品交換の場合の免責額ですね。

    • Nobさん

      コメントありがとうございます!
      必要に迫られて色々と調べてみました(笑)
      テイルウォークも同じ位なんですねー!
      少し調べてみたのですが、テイルウォークはロッドごとの免責価格を公式HPに載せているので分かりやすいですし、参考になるので良いですね!