某フリマアプリで格安で入手したシーバスロッド:ダイワ ラテオ90ML-Qのロッド補修についてです。
前回の記事では、ロッドの破断部を接合する所まで記事にしましたので、ここでは接合した箇所の補強する段階を取り上げてみます。
【前回の記事:ロッドの接合まで】
補強イメージ
接合したロッドの補強は下図のようなイメージです。
※赤着色部がカーボンロービングによる補強箇所
①ロッドとロッドの継ぎ目の凹みにエポキシを塗り、とカーボンロービングを巻きつけ。
②ロッド全体の補強箇所にエポキシを塗り、カーボンロービングを巻きつけ。
③エポキシで表面をコーティング。
④エポキシのコーティングをヤスリで整形し、ウレタンで仕上げ。
カーボンロービングの巻きつけ
接合部分の凹み部分への巻きつけ
ロッドの接合した部分にカーボンロービング(カーボン繊維の束)を巻きつけます。
ロッドの接合部分は、下の写真のような感じで芯棒のみの箇所が凹んでいますので、この箇所にまずはカーボンロービングを巻いていきます。
芯棒で継いだロッドの接合箇所↓
芯棒にエポキシを塗って、その上にカーボンロービングを巻きます。
何回か巻いていくと、両サイドのロッドと同じ位の径になりましたので、ここでエポキシをさらに塗って固定します。
カーボンロービングの凹みへの巻きつけ↓
これで、全体の補強を行う準備ができました。
補修部全体への巻きつけ
次に、ロッド修復箇所の全体に補強としてカーボンロービングを巻付けます。
まずは、ロッドをヤスリで削って表面を粗くして、エポキシの乗りを良くし、その後にエポキシを補修箇所全体に塗ります。
そのエポキシの上からカーボンロービングを巻いていきます。
ロッドをクルクルと回転させて半分位ラップさせながら巻いていきます。
巻き終わったら、表面にエポキシを塗ってコーティングを行います。
巻く量については、巻きすぎると太く固くなり、少ないと自然な仕上がりになりますが、強度が心配です。
私は強度が少し心配でしたが、あまり太くなるのも嫌なので、1往復分巻いてみました。補修箇所は、一往復の巻きつけで下の写真位の太さになります。
最初は1往復でOKと思っていましたが、何となく強度が心配な部分もありました。
なので、心配な方は2往復巻き付けておけば強度的に問題無いと思われます。
エポキシの塗り重ね
巻きつけたカーボンロービングお表面にエポキシを塗りましたが、更にもう一回、表面をエポキシでコーティングして強度を上げます。
粘性の低いエポキシは、液ダレが発生しますので、テレビでも見ながら暫くクルクルとロッドを回していると均等に塗ることができます。
仕上げ
エポキシのコーティングにデコボコができてしまう場合には、ヤスリで整形してウレタンやマニキュアのトップコートで最終的な仕上げを行います。
完成
全工程を終了し、補修が完了しました。
どうしても、補強部が太くなってしまい、見た目に違和感がありますが、仕方ないですね。
最後にエポキシを塗った日から実用まで、1週間程度は置いておいたほうが良さそうです。
ロッドの曲がりは写真のような感じです。
補強部が曲がらず、もっと違和感があるかなと思ってましたが、見た目ではあまり違和感は感じませんでした。
不器用人間が初めて試みた補修としては、まあ良しとしておきます(自分に甘いので)。
まとめ
こうして、フリマアプリで格安で購入したジャンク品ラテオ90MLの破損箇所の補修が完成しました。
後は、実用的な強度があるかですね。
そのうち実践投入して、感想を追記したいと思います。
補修に掛かるコストは、カーボンソリッドとカーボンロービングで占めて1000円~2000円です。
サラリーマンのお小遣いではハイエンドロッドは中々手が出ませんが、折れたジャンク品をオークションやフリマアプリで購入し、補修して使ってみたりしても面白いかもしれません。
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