恐らくシーバスフィッシングで最も多くのアングラーに使われているであろうPEライン
よつあみ/G-SoulアップグレードX8
強度、真円の持続性、毛羽立ちにくさ、耐久性など、性能面でこれといった弱点が無い。
価格もそこそこで買いやすい。
つまり、性能とコストのバランスが良いライン。
ネットのインプレ等をまとめると、上記のような非常に高評価なPEラインだと言えます。
それ故、初心者の方が選ぶ機会も多いのではないでしょうか。
私もそのクチで、シーバスを初めて以来メインラインとして信頼して使い続けてきたのですが、どうやらこのラインを過信していたかなーと感じ始めました。
日本製のラインは高品質?
ライン専門メーカーが出している日本製のライン。
この響きだけで、アップグレードX8の品質には一定の信頼を置けますよね。
しかし、数年間使ってみたところ、
品質にバラツキがある
と、個人的には感じています。
というのも、高切れが発生するんです。
正確にいうと、高切れが発生するロットがちょこちょこ混ざるといった印象です。
経験した高切れ
高切れを経験したケースで最も多かったのは、FGノットの締め込みの段階。
結束部以外の箇所でブチンと高切れが発生する事が何度かありました(1号、1.2号)。
巻き替え直後でも経験したような記憶があるので、単純な劣化によるものでは無いと思われます。
それでも、魚とのファイト中にブレイクした事も無かったので、まあ結束のハーフヒッチで擦れて弱くなったかなーとか、自分の技術不足という認識でいました。
しかし、最近、遂にファイト中の高切れを経験しました。
1.2号を使用時、強い流れの中からシーバスを引き剥がすためにドラグを締めてパワーファイトを試みた際にです。
私は、ドラグは普段はあまりキツく締めない方なので、もしかするとこれ以前にもパワーファイトをしていれば高切れしていたロットがあったのでは?と疑心暗鬼になりました。
更に追い打ちを掛けたのはその翌週。
同じラインにてキャスト前のドラグチェックの際、強めに設定したドラグを出そうとラインを引っ張るとプチッと高切れが起こりました。。。
1.2号はmax強度が25Lbですから、約11kgの破断強度があります。
これはmax表記ですから、平均値だとざっくりmaxの70%、劣化も考慮したとしてmax強度の50%。
つまり、アップグレードX8の1.2号の破断強度は、低く見積もっても5kg位はあると推察されます。
対して、この際のドラグ設定は強く引っ張ると出る設定だったので、恐らく2kg前後くらいの強度で高切れを起こしたと推測されます。
ラインに要求されるもの=安心感
んんー。
信頼していたんだけどな。
これらのトラブルは、いずれも巻き替えて2ヶ月前後までに起こった事だと記憶しています。
高品質で耐久性も高いと思っていたアップグレードX8ですが、以上の様な経験をした事で、品質にバラツキがあると感じざるを得なくなってきたんですね。
他社のラインをあまり使い込んでいないので、他と比べて劣っているかは分かりません。
しかし、少なくともアップグレードX8にも低品質なロットは存在し、それに当たると高切れが発生する事は事実かなと思います。
ラインに求められる最も重要な要素は、飛距離でもMAX強度でもなく、
安心感
だと私は認識しています。
つまり、一生に一匹のビッグフィッシュを想定外のラインブレイクで逃さないという安心感のあるライン。
アップグレードX8は高級ラインではありませんので、そこまでの品質を要求する事自体が間違っているのかもしれません。
もちろん、通常ロットのアップグレードX8はコストの割にとても高性能とは感じていますが、やはり自分で使ってみて判断するのが大事だなと感じました。
なので、今後は他のラインも使い込んでみて、何が自分に合っているかを探して行こうと思います。
今試しているのは、シマノのピットブル12。
以前使用した事のあるピットブル8に関しては値段相応のイマイチな感じでしたが、こちら高いだけあっていい感じ。
他にも気になるPEラインがあるので、実際に色々と試して自分にあったラインを探していこうと思います(^O^)
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