渇水で渋いリバーシーバスの好ポイントとは

夏シーバス(6月~8月)
この記事は約5分で読めます。

お盆休みは実家に近い元ホーム河川へ。

最近何度か帰省する機会があり、その都度釣行に出掛けていたのですが、比較的良い釣果を得られていました。

しかし、今回は思っていたよりも渋い状況に四苦八苦しました(;’∀’)

 

夏の渇水時におけるポイント選び

夏という季節は、水温が上昇してシーバスの活性が落ちる季節なわけですが、

こういう時期は、水量の豊富な河川が良いのかなと思っています。

 

水温が海水よりも低いという事もありますが、最も大きな要因としては溶存酸素量が多い事かなと思っています。

アジなどの普段は海水を回遊する魚も、この時期になると酸素を求めて汽水域に入ってきたりするのを目にします。

 

水中の酸素が不足するこの時期は、水温、ベイト、塩分濃度などよりも、水中の酸素量が最も重要なのかもしれません。

 

そのような狙いで、フレッシュな水を求めて河川を遡上したシーバスに期待して狙ってみたのですが、河川は渇水状態。。。

流れのヨレが発生する本命ポイントに何か所か入るが、いつもより水量が少なく流れが弱いせいかことごとく不発に終わる。。。

 

こんな低活性の渋い状況下でフィッシュイーターの活性が上がるポイントの一つとして考えられるのが「瀬」です。

 

水深は膝位と超シャローですが、渇水時でもそれなりに強い流れをキープできる場所。

そんな場所には活性の高いフィッシュイーター達が集まっているようで、流れが変化するポイント等にカゲロウ124Fを流し込んでいくとバイトが得られました!

まあ川魚たちが高活性なようで(^_^;)

 

ですが、例え釣れたのが淡水魚だとしても、その場所はフィッシュイーター全般にとっての捕食ポイントである可能性が高い訳です。

 

という事で、丁寧に探ると、

やっぱりシーバスもいました!

 

そしてキビレまで!

 

瀬の中で5種目達成!!(ニゴイ、ナマズ、マルスズキ、ヒラスズキ、キビレ)

 

今回釣りあげたシーバスは小さいサイズばかりでしたが、瀬の中から引きずり出すため、40㎝くらいのセイゴサイズでも70アップくらいのファイトを見せてくれて非常に楽しむことが出来ます。

 

この釣りは、魚が居てそこにルアーをドリフトさせてやれば食ってくるって感じの釣りなので、最初の数投が最も大事になります。

また、急流の中から強引に寄せるダイナミックな釣りであり、非常にエキサイティングなので最高に面白いです(^^)

 

しかし、ヒットした魚のうち、半分は取れませんでした(^_^;)

ドラグを出して慎重にファイトしても流れに乗られてフックアウト率が上がりますし、

強引にやりすぎるとフックを伸ばされることも。

結構サイズはありそうだったのですが( ノД`)シクシク…

急流の中なので魚たちも上手く捕食できる訳でも無く、綺麗に口の中にフッキングしないのでなかなか難しいですね(;’∀’)

 

また、今回はグランデージ93MHと強めのロッドを使用したのですが、それでも反転されて下流に向けて走られるとかなりの負荷が掛かります。

もっと張りの強いロッドを使って、こちらを向かせてゴリ巻きするストロングスタイルが向いてるのかなとか考えたりします。

 

どんな瀬でもいいのか

瀬ならどんな場所でも釣れるのかと思っていたらそんな事もないようです。

似たシチュエーションを狙って別の瀬も何か所かチェックしてみましたが、バイトはありませんでした。

では、どういう瀬が良いのかですが、以下の2点が複合する場所かなと考えています。

 

1.流速が速く、流れや地形の変化がある瀬

瀬の流れは早ければ早い方が良さそうです。

とはいっても、本流の中にステイしていることは少なくて、馬の背になった流れの緩んだ場所や、ゴロタなどのストラクチャーで流れがヨレている場所にシーバスが潜んでいると思われます。

つまり、流れが強くてベイトが流されやすく、更にそのベイトを待つことが出来る変化がある事が重要なのではと思います。

 

2.近くに淵がある瀬

瀬にいるシーバスは捕食を目的としているので、普段からずっとそこにいる訳ではないと思われます。

魚もずっと流れの中に居ると疲れちゃいますからね(;’∀’)

 

恐らくシーバスは、日中などは流れが緩く水深もある淵でぼーっと休んでいて、夜になるとフィーディングのために近くの瀬に入ってくる個体が多いと考えます。

つまり、「捕食場所(瀬)」の近くに「休む場所(淵)」が隣接した場所というのが、シーバスをストックする際に必要な環境ではないかと思います。

 

おわりに

渇水によって中々に渋かった真夏の河川シーバスですが、夏の渇水時の好ポイントの一つとして「瀬」が良さそうだなと感じています。

とは言っても良型は取れていませんが(;’∀’)

 

ですが、状況が渋かったからこそ、また一つ可能性を感じるポイントを開拓する事ができたので、釣れないことも釣り人を成長させるには必要だなと感じたお盆休みでした!

 

ヒットルアー

使用タックル

  • ロッド:アピア/グランデージSTD.93MH
  • リール:ダイワ/14モアザン3012H
  • ライン:サンライン/キャリアハイ6_1.2号
  • リーダー:シーガー/フロロマイスター20Lb
  • ルアー:カゲロウ124F、フリルドスイマー115F など

 

コメント