どーも、にゃがともです。
今回は今更感もありますが、旧型である13セルテートの軽量化に関する記事になります。
今更13セルテート
なぜ今更旧型の13セルテートなのかという事なのですけど、
現在の最新モデルは19セルテートですよね。
この19セルテート、残念ながらライトゲーム用の番手である1000番、2000番といった番手がラインナップされて無いんです。
理由としては、セルテートクラスの剛性はライトゲームには必要無いとメーカーが判断したらしいです。。。
そうは言っても、趣味の道具ですし、別にライトゲームにセルテートを使ってもいいじゃないかと思いますし、実際に使いたい方も多いのではと思います。
そうなると、ライトゲームでセルテートを使おうと思う私のようなユーザーは、今でもこの旧型の13セルテート、あるいは16セルテートを使うしかないのが現状なんですね。
では、この13、16セルテート、
性能的には未だ現役バリバリに使えるハイスペックなリールなので全く問題ないのですが、ただ一つだけ気になる点があります。
それは、
非常に重い
という事。
例えば、同じアルミボディの20ツインパワーライトゲーム用番手であるC2000Sですと180g、それから同じく19ストラディックだと同番手で185gといった感じです。
つまり、ライトゲーム用のリールというのは、重いアルミボディのリールであっても、最新のリールであれば重量が200gを切っているのが現状なんです。
一方で、やや古めのリールである13、16セルテートはというと、同サイズの2004CHで210gあるいは205gくらいありますから、近年のライトゲーム用リールとしては、少々重すぎるかなという印象が否めないんですよね。
そういった理由もあり、今回ライトゲーム用として中古で手に入れた13セルテートを軽量化して、最新のリールと同じくらいの軽さにしてみようと思いました。
カスタムベース
今回、軽量化カスタムに使用するリールは13セルテートの2004CHです。
1000番のコンパクトボディに2000番のスプールとローターを組み合わせたライトゲームモデル。
ちなみに、この13セルテートですが、性能が16セルテートと大きく変わらないにも関わらず、ネットオークションでは15000円くらいで手に入りますので、コスパ的に見ても非常に「買い」のリールだと思います。
より古い10セルテートやハイパーカスタム等の中古価格を見ても、恐らく「底値」に近い価格だと思います。
それで、より新しい16ではなく、13年モデルを選んだ理由なのですが、
13セルテートの方が5g軽くなっていますので、元々が軽い分、カスタムでより軽くできるだろうという事で選んでみました。
なお、今回は13セルテートを使用しますが、もちろん、16セルテートでもほぼ同じカスタム方法が使えますし、同じくらいの軽量化ができますので参考になればと思います。
まずは13セルテート2004CHのカスタム前の状態の重量を測ってみます。
206gですね。
ちなみに公称は205gです。
それでは、ここからどこまで軽量化させる事ができるでしょうか。
カスタム箇所と各箇所の重量
カスタムパーツ
今回、軽量化カスタムに伴って変更するパーツはこちらの3つです。
・スプール
・ハンドル
・ドラグノブ
これらを他のリールの軽量なパーツに変更していきます。
ダイワの旧式であるリアルフォー機は、LTコンセプト機と違ってリール間の互換性がとても高く、こういったカスタムが容易なので助かりますね。
スプールの変更
まずスプールですが、
13、16セルテートのスプールはかなり重いので、ここを変更すると大幅な重量減になります。
今回用意したのは10セルテート2004のスプール。
もう少し軽いスプールが他にあるのですが、今回はセルテート感を残すためにこちらをセレクトしました。
それでは、それぞれの重量を測ってみます。
↑13セルテートスプール
↑10セルテートスプール
純正のスプール・・・39.0g
10セルテート・・・26.5g
これだけで12.5gに軽量化ですね。
ちなみに、16セルテートのスプール重量も13セルテートとほぼ同じです。
なお、ダイワ純正品の2000番台のスプールで、互換性のある主要なスプールの重量はこちらの表のようになっていますので、参考までにどうぞ(ネット調べ)。
機種 | 重量 |
10セルテート2004 | 26.5g |
RCSエアスプールⅡ | 25g |
12イグジスト2004 | 24g |
15イグジスト2003C | 25g |
12ルビアス2004 | 26g |
15ルビアス2004 | 25g |
他のリールの流用が嫌な方は、ダイワ純正のカスタムパーツであるRCSエアスプールⅡがおススメですね。
ダイワ DAIWA RCSエアスプールII 2004 ゴールド 950480
ちなみにドラグに関しては、13、10セルテートのスプールはUTDという古いドラグシステムが入っていますので、これをヘッジホッグスタジオで売られているATDのドラグワッシャーに替えてやれば、最新のATDになりますので性能的にも最近のモデルと変わらなくなります。
1000番-2000番用ATDドラグワッシャー(ヘッジホッグスタジオ)
ハンドル変更
次にハンドルです。
13、16セルテートのハンドルは軸が太くて剛性のあるタイプなので、これもかなりの軽量化が図れます。
今回用意したのは、20ルビアス2000Sのハンドル(45㎜)。
LTコンセプトのリールで使われているハンドルは、かなり細軸で軽量化されているのが特徴ですね。
それぞれの重量を測ってみます。
↑13セルテートのハンドル
↑20ルビアスのハンドル
純正ハンドル・・・23.2g
20ルビアス・・・14.0g
という事で、ハンドルでも9.2gも軽くすることができます。
なお、他の機種の45㎜の細軸ハンドルの重量はこちらのようになっています(ネットおよび自前調べ)。
機種 | 重量 |
20ルビアスFC2000S | 14g |
19バリスティックFW2000S | 15g |
18フリームス2000S | 17g |
17セオリー2004 | 15g |
13セルテート2004CH | 23g |
16セルテート2004CH | 24g |
同じものの流用だと思っていたLTコンセプトの細軸ハンドルですが、実は少しずつ重量が違っていて、今のところ20ルビアスが最軽量のようです。
ドラグノブの変更
以上のハンドルとスプールの変更で大きな軽量化は完了ですが、今回はここから更なる軽量化を目指して、細かなパーツも交換していきます。
※ここからは13セルテートのみに適用できるカスタムとなります。
変更するのはドラグノブです。
交換するパーツとしては、12イグジストの1000番、2000番共用のドラグノブを使います(部品コード:139629)。
16セルテートの場合は、ノブの構造上15イグジストのドラグノブの方が良いかもしれませんが、軽量化できるかどうかは不明です。
それではそれぞれ測ってみます。
純正ドラグノブ・・・6.8g
12イグジスト・・・4.8g
これで更に2g軽くなります。
軽量カスタムしたリールの重量
それぞれのカスタムパーツを組み上げたものがこちらになります。
ルックスはほぼ10セルテートですね(笑)
個人的には悪くないと思います。
完成した軽量化カスタム仕様の13セルテートを測ってみます。
182.3gですね!
これで元々206gだったリールを180g近くまで軽量化させることが出来ました!
トータルで約24gの軽量化です。
これで20ツインパワーや19ストラディックといった最新のアルミボディのリールにも負けない軽さになりました。
手に取った感触でも、明らかに軽くなった事が分かります!
まとめ
今回は今更なのですが、旧型の13セルテート2004CHを軽量化する事で、200g以下の最近のリールに近づけるといった内容でした。
軽量化の結果、13セルテートの自重は206g⇒182gとなり、24gの軽量化に成功しました。
今回、軽量化に使用したパーツはこのようになります。
カスタム箇所 | 機 種 | 重 量 | ||
純正 | カスタム | 重量差 | ||
スプール | 10セルテート2004 | 39g | 26.5g | -12.5g |
ハンドル | 20ルビアスFC2000S | 23.2g | 14.0g | -9.2g |
ドラグノブ | 12イグジスト2004 | 6.8g | 4.8g | -2.0g |
合 計 | -23.7g |
最新のリールもいいですが、このような少し古めのリールをカスタムして遊ぶことも釣りの楽しみの一つじゃないかと思います。
また、値段的にも、純正の中古パーツを使用しましたので、合わせて10000円位でカスタムが可能となっています。
今回は13セルテートを使いましたが、16セルテートでもほぼ同じような軽量化が出来ますので、それぞれのリールをお持ちの方で興味のある方は是非試してもらえたらと思います。
私も今後、この軽量化したセルテートでライトゲームを楽しんで行けたらなと思います!
コメント
すごいカスタム化ですね!
自分もサーフアジングはじめたくてライトで剛性の高いリールで悩んでたんですが参考にさせて頂きます!
ちーそのさん
コメントありがとうございます(^ ^)
簡単にできてオススメですよ!
サーフアジング良いですね!
サーフなら耐久性のあるリールが良いですもんね!
またどんなリールにしたか教えてくださいd(^_^o)