18レガリス LT2000S-XHの1stインプレ【重量や分解など】

リール
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18レガリスLT2000S-XH

 

この度、検討していたアジング用のリールとして購入いたしました。

実売価格7,000円前後と非常にお手軽な価格になっています。

 

また、フリームスユーザーの私としては、フリームスとスプールに互換性があるため、予備スプールとしての目的もあります。

 

この記事では、18レガリスの特徴や重量、また少しだけ分解してみた結果など1stインプレとして載せております。

なお、18レガリスのスペックなどの詳細はこちらの記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

ライトゲーム入門に最適な18レガリス LTが発売【18フリームスとの違い・互換性は?】
ダイワの廉価リールであるレガリスが12年に発売されて以来、6年間の沈黙を破り20...

 

リールデザイン

外観はブラック×ゴールドの組み合わせです。

15レブロスなどと似た感じですね。

 

 

ドラグノブは、LT化されて大型化しており、ナイスだと思います。

中央のダイワロゴの刻印もかっこいいと思います。

 

購入したときは、少し安っぽい質感だなと感じていたのですが、ブルーカレントに装着してみたところ、

 

結構良い感じ!

 

違和感なく溶け込んでおり、非常に似合っている印象です。

カラーリングが合っているからでしょうか。

 

リールの安っぽさも消えて非常に気に入りました。

 

巻き心地

結論から言います。

 

フリームスと同じ!

 

やや重いが、その分滑らかといった印象。

重厚感があるといった感じでしょうか。

同価格帯と比べるとシルキーとも言えるかもです。

店頭でレブロスと巻き比べてみましたが、レブロスよりも巻きは重いが、レガリスの方が上質でシルキーな巻き心地といった感触でした。

 

これはLTコンセプト機の特徴かもしれません。

これはギヤの変化によるものか、はたまたグリスの変化か。

 

いずれにせよ、上位機種のフリームスと同じ巻き心地なので、この価格帯としては上出来ではないでしょうか。

 

また、マグシールドレスの方が巻き心地が良いとか軽いといった評価もあるようですが、私には判断がつきませんでした。

つまり、マグシールド機のフリームスよりもレガリスの方が巻きが軽いといった印象はありません(レガリスのローギヤモデルを店頭で巻いてみた印象)。

仮に差があったとしても、個体差で相殺されるレベルですね。

 

供回りハンドルは、購入直後はガタつきを感じません。

使い込んでいると、ガタガタになっていくのでしょうか。

 

軽く分解してみた

購入後早速ですが、軽く分解してみることにしました。

ラインローラー

18レガリスは、残念ながらラインローラーにベアリングが非搭載で、代わりにカラーが入っています。

構造的には、フリームスとまったく同じですね。

 

特に細糸を使用するライトゲームにおいては、糸ヨレ防止としてベアリングを組み込むことが必須と思われます。

ベアリングと組み込む際には、以下の記事を参考にしてみてください。

【ベアリングチューン方法】21フリームス・20レブロス・18レガリス・19レグザ
この記事は、21フリームスLT、20レブロスLT、18レガリスLT、19レグザL...

 

スプール

ドラグにはイグジストやフリームスにも採用されているATD(オートマチックドラグ)が搭載されています。

左が18レガリスで右が18フリームスです。

まったく同じ構造ですね。

 

スプール受け

スプールを取り除いてみました。

ドラグの軸受は、フリームスと同様の構造になっており、簡素化されています。

 

下の写真のように並べてみると同じですね。

左がレガリス、右がフリームスです。

カラーの色が違いますが、レガリスは白系のカラーの上にもう一枚カラーが重ねられていました。

 

スプール受けの簡素化によって、ドラグ性能はどうなの?という疑問がありましたが、フリームスの実釣結果からは特に問題を感じませんでしたので、18レガリスのドラグ性能も問題ないと思われます。

 

というか、この値段でこのATD搭載って結構攻めたな~と感じます

ATDが搭載されていなければ、私はレガリスを買っていないと思いますし、非常に気に入っている点です。

 

ボディ

マグシールドが搭載されたリールは、ローターを取り除くとこのような状態です。

 

回転部の隙間(ピニオンギヤとプレートの間)には磁性流体が充填されており、ボディ内部への水やホコリの侵入を防いでくれています。

これがマグシールドと呼ばれる防水機能ですね。

 

一方、マグシールドレスの18レガリスの防水機能はというと、

 

ガッバガバやないかい!

 

 

プレートを開けてみると、

 

あれ、クラッチリングがない?

 

普通は、ワンウェイクラッチとピニオンギヤの間には、下のようにクラッチリングがあるんですよね。

 

クラッチリングは何処へ?

 

 

あ、いた。

 

ローターの裏側に付いていました。

 

これによって、クラッチリングとピニオンギヤの隙間からの水の侵入は防げそうですが、プレートとクラッチリングの隙間への対策は何も成されていないようです。

 

つまり、ボディ内部への防水性の機能としては何も無いようですね(^_^;)

ダイワの旧型防水機能であるオイルシールドでも搭載されているのかと思っていたのですが残念です。

 

ボディ内部

ギヤ周りはこんな感じです。

巻きが若干重いため、グリスべったべたかと思われましたが、意外とそんなことは無いようです。

 

各パーツの重量

次に、スプール、ローター、ハンドル、ボディ本体の各パーツの重量を計測してみました。

参考として、同じ重量(190g)である18フリームスLT2000Sの計測結果も併記します。

 

ちなみに全体の重量は188gでした(公表値190g)。

1万円アンダーで200g以下のリールは2018年時点では他に無いため、ライトゲームの入門機として非常に適していると思われます。

 

スプール

18レガリスLT2000S-XH・・・22g

18フリームスLT2000S・・・23g

 

18レガリスの方が僅か(1g)ですが軽くなっているようです。

LTコンセプトのスプールは以前のリールと比べて、大幅に軽量化されており、これが全体の軽量化に大きく寄与しているものと思われます。

 

↓18レガリス LT2000S-XH

↓18フリームス LT2000S

 

ハンドル

18レガリスLT2000S-XH・・・22g

18フリームスLT2000S・・・17g

 

18レガリスは供回りハンドルであるため、ボディに差し込む軸がある分フリームスより重くなています。

 

↓18レガリス LT2000S-XH

↓18フリームス LT2000S

 

ローター

18レガリスLT2000S-XH・・・46g(DS4)

18フリームスLT2000S・・・42g(DS4)

 

ローターは、フリームスと同素材、同形状であることから同じかと思っていましたが、18レガリスの方が4g重くなっています。

これは前述したように、18レガリスのローターには、クラッチリングが付いているためのようです。

 

↓18レガリス LT2000S-XH

↓18フリームス LT2000S

 

ボディ

18レガリスLT2000S-XH・・・83g

18フリームスLT2000S・・・96g

 

ボディは18レガリスの方が軽いですね。

これは、レガリスはマグシールドが非搭載であるため、マグシールドプレートなどの防水系パーツが除去されているためですね。

 

↓18レガリス LT2000S-XH

↓18フリームス LT2000S

 

重量計測のまとめ

ここまでのパーツの重量計測の結果をまとめると、

18レガリスは、供回りハンドルである分重くなっているが、マグシールドのパーツを除去する事でボディを軽量化し、フリームスと同じ重量(190g)を実現していると言う風に言えそうです。

 

フリームスとのスプールの互換性チェック

18フリームスLTと18レガリスLTはスプールに互換性があります。

フリームスユーザーである私は、これが決め手の一つとなりレガリスを購入しました。

 

なので、早速、フリームスにレガリスのスプールを装着してみました。

 

どうですか?

やはり、少し違和感を感じますね。

でもまあ、スペアとしてはアリですかね。

 

では、こっちはどうですか?

 

こちらも、やはり違和感がありますね。

 

まとめ

今回、購入した18レガリスLT2000S-XHの1stインプレとして、パーツの重量計測や軽い分解を行ってみました。

 

18レガリスは、190gと非常に軽量でありながら、実売価格7,000円台と非常にコスパが良いリールです。

それでいて、上位機種であるフリームスと同じ巻き心地であり、ATDの高いドラグ性能も持ち合わせていることから、特にライトゲームの入門機として非常にオススメなリールだと思います。

 

ただし、マグシールドが搭載されておらず、分解の結果、防水性が非常に脆弱と思われますし、供回りハンドルであるため、その耐久性には疑問が残るところです。

その辺りをこだわるならばフリームスを選択したほうが良いかもしれませんね。

 

しかしながら、現状では1万円以下で200g以下の軽量化と高いドラグ性能を両立させた唯一の機種ですし、価格的にもライトゲームにチャレンジしてみたいといった目的には最適なリールに仕上がっていると思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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リール
fishing is good

コメント

  1. Nob より:

    こんにちは!
    ガッバガバやないかいに吹いてしまいました(笑)
    最近のエントリーモデルは本当に
    よくできていますよね。
    私は、普段河川シーバスやチヌに
    エクスセンスBBというリール使っていますが、全く問題なく。
    ラインローラーにベアリングさえ入っていればそこそこいけるというのが私の考えですねー

  2. Nobさん

    コメントありがとうございます。

    想像以上にガッバガバだったもので(^_^;)
    最近のエントリーモデルは、細かい所を気にすれば別ですが、ライントラブルも少なく、ドラグ性能も十分ですから、釣るという行為においては結構問題ない性能になっていますよね。ラインローラーにベアリングを入れればですが。

    なので、メインの釣り物以外のお試し機としては、価格的にも持って来いだと思います。
    その分、ロッドにお金を掛けられますしね!

  3. 高岡 純 より:

    すみません
    レガリスLTの評価が知りたくて見させて頂きました。
    大変お詳しそうなので質問させて頂けたらと
    レガリスLT2000Sを購入しました。使用して1カ月半位で使用は1時間位を10回位です。2回に1回は水洗いです。前回使用時からハンドル回すとシャリシャリ言い出し、今回オイル塗って使用したんですが、シャリシャリは変わらず、更には途中でハンドルが回らなくなり、逆回しのクラッチを入れて回すと、ヴゥルヴゥル言わせて回り、回転がカタッンと止まったりとなってしまいました。釣り歴約30年こんなことは初めてで、自分の使い方メンテナンスが悪かったのか…しかし、まだ新しいし、リール自体がおかしいのでは…と思ったりしてます。どうしたもんでしょうか?

    • 高岡さん

      コメントありがとうございます。
      私も言うほど詳しくはないので参考になるか分かりませんが。。

      レガリスは廉価リールですが、10時間程度の使用で不具合が出るのはおかしいかなと感じました。

      しかし、レガリスは記事にもあるように防水性能は低いと言わざるを得ません。
      海水に浸水したなどの経験はありませんでしょうか?

      私はマグシールド機を浸水させて、その後1ヶ月程でシャリシャリになり、そのうちゴリゴリになりハンドルが止まったりしました。
      原因はピニオンギヤを支持するベアリングの塩ガミでした。

      その他にも、塩ガミが原因でないとしたら、ラインを切る際にリールで無理やり引っ張ったりしていませんか?
      この場合、メインシャフト(ローターを上げ下げするシャフト)が歪んでシャリシャリになる事もあります。

      また、オイルの注油程度のメンテナンスでリールがおかしくなるとは思えません。

      ヴゥルヴゥルという感覚がどんなものか正確には分かりませんが、上記の様な経験が無ければ、初期不良の可能性もありますので、分解などをしてみる前に釣具店に相談してみたほうが良いかもしれません。
      無料で治る可能性もあります。

      症状が正確に分かりませんので見当違いかもしれませんが、コメントを読ませていた感じではそんな感じかなと思いました。
      参考にならなかったら申し訳ありません。