アコウ(キジハタ)の開拓

釣行記
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にゃがともです。

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。

 

アコウ釣り

最近は、シーバス釣行がめっきり減ってしまった。。。

全く行ってない訳ではないが、良くて月1程度であり、昔と比べると雲泥の差である。

 

一方、最近にゃがともの中で、熱が上がりつつある釣りがある。

 

アコウ(キジハタ)

 

近年、瀬戸内海で流行りつつある(すでに流行っている?)ロックフィッシュだ。

だが、にゃがとものホームエリアでは、狙っているアングラーを見かける事は少ない。

同じ瀬戸内といえども相対的に魚影が薄いエリアなのかもしれない。

 

実はにゃがとも、ホームエリア周辺で今までもアコウには外道として度々出会ってきた。

・アジング時、ファイト中のアジに食いついてきたアコウ

・青物狙いのライトショアジギングの外道

・真鯛狙いのショアラバ時の外道

など。

 

漁港周りから地磯まで、色んな場所にそれなりにいる雰囲気を前々から感じていて気になっていた魚種だった。

数年前から、夏場に何度かワームの釣りも試していて、たまに釣れたりしていたのだが、今年から本格的に開拓を行ってみたのである。

そして、その結果、想像以上の釣果を得ることができた。

何とあっけなく50㎝級を釣ることができ(調査を開始して2匹目)、今のところ40㎝~の良型ばかり釣れている。マジかよ。。。

これには色んな要因が考えられる。

  • 6月頃から本格的に調査を開始したのだが、スポーニングの時期で大型が釣れる時期なのかもしれない(夏秋になると小型が増える?)。
  • ほとんどアングラーがおらず、ノープレッシャー
  • 今年が当たり年

外にも様々な要因があるかもしれないが、自分の予想をはるかに上回る釣果が得られている。

 

使用タックル

タックルは今のところ、汎用性の高いシーバスタックルを流用している。

  • ロッド:ヤマガブランクス88チェイン
  • リール:18イグジスト4000CXH
  • ライン:PE1.0号
  • リーダー:22ポンドフロロ
  • リグ:14gのテキサスリグ・フリーリグ

 

この釣り、アクション後のフォール中にカンッ!と感じるバイトをフッキングするのが気持ちの良い釣りだなと感じた。

 

このシーバスタックルでやれなくもない。

しかし、アコウは根に潜る性質が他のロックフィッシュよりも特に強いらしく、根(やテトラ)が近いとかなりのパワーで根に突っ込もうとする。

数年前、恐らく良型アコウを掛けた際に、何の知識もなかったため、何も考えずにファイトしていたのだが、当然テトラに潜られて終了した。

少しでももたつくと主導権を握られてしまう。シーバスのようにいなして獲るような釣りはできない。

なので、テトラ帯などの根の釣りであればフルパワーでのゴリ巻きが必須となる。

 

現在のスピニングタックルでも渾身のゴリ巻きで何とか獲れてはいるものの、45㎝を超えるような良型とのやり取りにはパワー不足を感じ、かなりスリリングなファイトとなる。

 

ヤマガ88チェインはシーバスも青物もロックフィッシュも対応するロッドであるが、40㎝以上のアコウをゴリ巻きするとロッドはバットからフルベントする。

いわゆるブチ曲がりと言われるヤツ。

曲げて獲るヤマガロッドの真骨頂ではあるものの、もし55㎝とかこれまで以上のサイズがテトラ帯等で掛かった場合、今のタックルでは恐らく獲るのは厳しいのではと感じている。

88チェインの適正はロックフィッシュの場合、~2㎏と公式で表記されている。

アコウは50㎝で2㎏程度なので、やはりそれ以上のサイズとなると厳しくなるのだろう。

 

そんな感じで、アコウにはかなりのパワーファイトが求められる。

当初、ここまでのサイズ感ばかり釣れる事は想定しておらず、スピニングタックルで余裕だろうと安易に考えていたが、今はファーストテーパーのロッドとベイトタックルによるパワーファイトの必要性を感じており、そのうち準備してみようかと考えている。

20年ぶりくらいにベイトタックルを使う日が来るか!?

最近のベイトリールはかなり使いやすくなってると聞いているが、にゃがともは初代00カルカッタコンクエストの時代の人間なので、浦島太郎状態である。

 

使用ワーム

現在、最も結果の出ているワームはマグバイトのプルグラブというグラブ系のワーム。

 

このワームを使う以前はクロー系のワームばかり使っていた。

クロー系の場合、カサゴのバイトが多かった。

しかし、このワームを使い始めるとアコウのバイトが増え、カサゴのバイトは以前よりも減ったような気がする。

後に知ったのだが、プルグラブのオレキンは瀬戸内アコウ界隈では鉄板のワームらしい。

 

ところで、アコウのベイトの話だが、釣れた魚のうち3匹を持ち帰ってみたところ、胃の内容物として1匹(40㎝級)はきびなごとエビ、もう1匹(50㎝)はアジであった(残り1匹は空)。

それで、プルグラブは見ようによってはシャッド系にもエビ系にも見えると個人的には思っており、効果的だったのではと考えている。

そう考えると、グラブ系ワームは汎用性が高いのかもしれない。

もちろん、まだまだ経験値に乏しいのでクロー系も含めて色々と試していく必要があると思っている。

 

開拓の楽しさ

こんな感じで、最近のにゃがともはアコウ釣りという新たな楽しみを見つけつつある。

これまでやってきた釣りで感じていたアコウの存在を、開拓によって証明できたのは非常に満足度が高かった。

やはり開拓は楽しいなと、シーバスでも開拓を頑張っていた日々を思い出した。

シーバス釣りもあの頃が一番熱心だった気がする。

 

誰も知らない楽園が存在するのではないか?

誰もいないポイントに入り、人知れず魚を釣る。

そこには自然と自分だけの世界がある!と自己満足に浸れるのである。

 

仕事も忙しくなり、中々釣りも行きづらくなりつつあるが、これからも可能な範囲で楽しんでいければと思っている。

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