ルアーのカラーは巷では色々な議論があるようですが、一般的には、夜はパール系で昼はナチュラル系と言われている事が多いようです。
しかし、シーバスをはじめとする大型魚においては、一度の釣行で釣れる数が少ないことから、同じシチュエーションで別々のカラーのルアーを釣り比べる機会はほぼないと言っていいでしょう。
つまり、カラーに関係なく釣れた魚をこのカラーだから釣れたと認識してしまう可能性も否定できないということです。
一方で、ルアーのカラーの一般論は、プロや上級者の方々の長年の経験に基づく統計データでもありますので、概ね間違っていないだろうとも思いますよね。
この記事では、私が体験に基づくカラーに関する考察を書いていきます。
ある釣行での体験
私は、シーバスではありませんが、同じシチュエーションでカラーの違うもので釣り比べたことがあります。
それは、、、
サビキ釣りです
友人ととある漁港に行った時の話です。
私たちは浮き釣りによる遠投サビキでアジを狙っていました。
何投かすると、浮きがピョコっと沈み、20~30㎝のアジが釣れ始めました。
投げサビキは浮きが沈む瞬間がたまらなく楽しい釣りですね。
また、20㎝~のアジは、料理の種類も豊富で持ち帰ると家族に喜ばれます。
そしてしばらくすると、一投に1匹釣れるような状態になりました。
しかし、隣の友人を見てみると、、、
あれ?釣れてない?
おかしいと思って私と棚も合わせて数m隣に投げ込んでみます。
やっぱり釣れない!
体感では友人のあたりは私の五分の一程度で、釣れてもサイズが小さく豆アジばかりです。
二人でなんでだろうと考えていたところ、
サビキのカラーは?
私「黄色」
友人「ピンク」
これかと思い、サビキのカラーを黄色に変えてみたところ、
爆釣!
その後は二人でどんどんアジを釣り上げて行きました。
サビキ体験からの考察
このように、夜のサビキによるアジ釣りにおいて、サビキのカラーによって釣果に明瞭は差が出ました。
つまり、アジは黄色のサビキのみを餌と認識し、ピンクのサビキは餌と認識していなかったと考えられます。
一方で、昼間はピンク系が強い傾向があり、これはコマセの色に似ているからだと言われています。
このことから、サビキのカラーは夜は派手目の目立つカラーが、昼はコマセに似たナチュラルカラーが強い傾向があると言えそうです。
この結果は、シーバスのカラーにおける一般論とも整合的でありますね。
つまり、魚はある程度は視覚に頼って餌を食べていると考えられ、視界が悪くなる夜間にはより目立つ色が効果的な可能性があると言えそうです。
この釣行の際、朝マズメになると、サビキ投入後一瞬でアタリが出る入れパクの状態になりました。いわゆる時合いです。
この時はコマセが無くてもサビキにヒットするような食い気のある状態になっており、この場合はカラーは関係ないような気がしました。
まとめ
・夜間にアジのサビキ釣りによって、同じシチュエーションでカラーの違いを比較したところ、カラーによって釣果に明確な違いがあった。
・アジは夜は派手目のカラーが、昼はナチュラル系のカラーが効果的であると言えそうで、これはシーバスのカラーの一般論とも整合的である。
・時合いの際には、カラーは関係なく釣れると考えられる。
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