エクスセンス サイレントアサシン99F AR-C
大変有名なルアーですね。
全長99㎜、重量14gのフローティングミノー。
フックはST-46の#4サイズで10㎝サイズのミノーでは大型のフックを搭載しており、ランカーサイズにもフックを変更することなく対応できます。
たびたびランカーをもたらしてくれるサイレントアサシン99F。
それ以来、お気に入りのルアーとして、まず最初に投げるパイロットルアーの一つとして使用しています。
特徴
アクション
ローリング主体のウォブンロールで、おとなしめのアクションに設定されており、非常にナチュラルな動きだと思います。
サスケ裂波120などに見られるブリブリ感とはまったく異なるアクションで、いわば食わせのミノーになるのかなと。
リップを見てみると、少し開いた形状をしています。これくらいだと、ローリング主体のウォブンロールになるのでしょうか。
下の写真はタイトローリングのタイドミノースリムですが、リップがよりスリムな形状ですね。
レンジ
レンジはメーカー公表値では30~80㎝ですが、60㎝~80㎝アンダーが普通だと思います。
浮力
このルアーは、フローティングミノーですが、淡水域では完全にシンキングになります(汽水域でも同様)。
なので、河川や汽水域では若干レンジが下がりますので、それを考慮したレンジを想定する必要があります。
下の写真はお風呂(淡水)にルアーを浮かべたものですが、サイレントアサシン99Fとサスケ裂波120は沈んでいきました。
なお、サスケ裂波120は頭下がりで、サイレントアサシンは平行に沈んでいましたね。
フォーリングにも使えそうです。
【訂正】
後日、異なるサイレントアサシンを淡水に浮かせてみたところ、普通に浮きました。
上の写真のサイレントアサシンは何らかの理由でシンキングになってしまっているようです。
長所
飛距離と飛行姿勢
まず使っていて楽しいのは、その飛距離と飛行姿勢(私は飛距離は正義だと思っています)。ビューンと飛んでいきます。
メーカー公表飛距離61mの飛距離により、大場所でのパイロットルアーとして高い能力を発揮できます。
また、AR-Cシステムのおかげで、キャストした当初は飛行姿勢がふらついて安定しなくとも、飛行中の中盤から終盤にかけては自動的に姿勢を戻して非常に綺麗に飛んでくれます。まるでルアーが意思を持ったようなキャスト性です。
また、風にも比較的強くキャスタビリティは高いです。
おかげでキャストが下手くそな私のでも安定的かつ圧倒的な飛距離を実現してくれます。
ルアーの頭をもって振ってみると、AR-Cシステムのバネが縮んでウエイトが後方に移動する様子がよく分かりますので、このイメージを持ってキャストすれば気持ちよく飛んでくれますね。
立ち上がりの良さ
バネ式によるAR-Cシステムによって、移動重心系ルアーの中でも立ち上がりが非常に良く、魚に違和感を与えることなく、すぐさま誘うことができます。
下の写真は、サイレントアサシンで獲った80㎝のムキムキシーバスですが、河口でキャスト、着水、リトリーブ開始直後にバイトした一匹です。
これは、サイレントアサシンの立ち上がりの良さがあったからこそ捕れた魚だったのかもしれないと思っています。
短所
色々なブログでも目にしましたが、
飛びすぎて橋脚に当たると当然こうなります(泣)
元々はリップが弱いを評判のようでしたが、リップは変更を加えられて強度的に問題ないレベルになっていると思います。
ボディの強度は若干弱いですが、他にも脆いルアーはありますので、アサシンだけが特に脆いといわけではないです。
まとめ
サイレントアサシン99Fは、ローリング主体のウォブンロールアクションで、魚をナチュラルに誘えるフローティングミノーで、優秀なパイロットルアーであると感じています。
しかし、飛距離を求めた結果なのか、フローティングと表記されていながら浮力は低く、汽水や淡水では完全にシンキングになりますので、これを考慮したレンジ設定をする必要があります。
その飛行距離と姿勢が非常に優秀で使っていて楽しいルアーですし、その飛距離によって釣れる魚も当然います。
噂にたがわぬモロさを実感しましたが、リップは強化されており底を叩いても大丈夫で、キャスト時にどこかにぶつけない限りは破損の問題は大丈夫だろうと思われます。
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