四国はお盆に台風10号が直撃しましたが、幸いに災害に繋がるほどの大雨にはならず一安心でした。
それで、台風が通過したその翌日にホーム河川の様子を見ると、
結構な増水!
増水パターンといえば、梅雨の増水時は全く不発で期待外れだったのですが、
今回は一転して素晴らしい釣果を得ることが出来ました!
台風通過後の増水
大潮の満潮から30分後の時間帯にエントリーしました。
前日の台風10号の通過によって100㎜を越える降雨を観測していて、予想通り本流の水はかなりの増水。
しかもゴリゴリに濁っているので、フレッシュな水が注ぎ込むインレットの絡むポイントに入りました(もちろん安全には十分配慮して)。
普段は下げの流れが緩く出る時間帯ですが、既に流れが強く出ています。
まずはインレット周辺を探ります。
ベイトは確認できたのですが残念ながらノーバイト。
次に周辺の流れの中も探ってみるもノーバイト。
やはり台風直後で流れ早すぎ・濁り過ぎで厳しいかなと思っていると、遠くでバフッ!とシーバスの捕食音が。
いる!
どうやらインレット下流の岸際に流れのない淀みがあるのですが、そこでシーバスが捕食しているようでした。
その捕食音の聞こえる淀みに向かってカゲロウ124Fをキャストし、ゆっくりと巻いてくるとヒット!
よし!今年あれほど不発だった増水パターンでキャッチできました!
50cmちょいですが嬉しいですね!
流速差で生じる流れの壁
その後も単発的に捕食音が聞こえるのですが食わせられずにいると、次第に流れが激流になってきました。
それでも捕食ゾーンであるインレット下流側は相変わらず流れの無い淀んだ状態で、流速差が非常に大きく流れの壁が出来ている状態でした。
更にその流速差の壁に沿ってインレットの透明な水が流れ込んでいる。
めちゃ良さそうな雰囲気なので、ダウンクロスで激流の中にルアーをキャストし、ドリフトさせて淀みへと押し出されるベイトを演出すると、
流れからルアーが押し出され、水流の抵抗が無くなった瞬間に、
コツッ!とカゲロウ124Fにバイト!
セイゴですがイメージ通り!
このアプローチを繰り返していると、
カゲロウ100Fでもヒット!
50cmちょい。
これはパターンか?
またまたヒット!
サイズは同じく50cmちょいと伸びませんが、完全にパターンにハマったと感じました!
全てのバイトが流れの中では無く、淀みに入った瞬間か、あるいはそこから2~3巻きした辺りでのバイトです。
シーバスは強い流れに抵抗できずに流れの緩いポイントに弾き出されていくベイトを狙って捕食していると確信しました。
淀みの中でも単発的に捕食音がするので魚はいるようですが、食い気があるのは圧倒的に流速差が生じている境界部分です。
そして、同じパターンで遂に良型サイズをキャッチ!
68cmのスズキサイズ!
カゲロウの124Fと100Fを両方使っていたのですが、この日は100Fの方が反応が良さげでした。
その後もヒットは続き、
再び50cmちょい。
このフッコサイズが多くリバーに入ってきているようです。
そして最後に、
ランカー出現!
ウェイ!
魚の活性が高く興奮しているためか、かなり良いファイトをしてくれました!
このランカーを最後に、潮位が下がって流れの壁が無くなってしまい、バイトも出なくなりました。
しかし、完全にパターンにハマった爆釣劇とランカーキャッチで思い残す事も無く満足して終了しました。
おわりに
台風直後の増水した河川に入った結果、3.5時間でランカーを含む7キャッチ(+2バラシ)という釣果に。
激流で流されてきたベイトを淀みで待ち構えているシーバスにアプローチするパターンがハマり、自己最高の釣果を出すことができました。
パターンとかハマるっていう事はこういうものものなんだなーと感じましたね。
また、台風翌日の激濁りの状態でも流れやベイト次第でシーバスの活性は高い事が分かりましたので、濁っているから釣れないという事は決して無いということを学ぶ事ができました。
6月から増水すれば河川に入って調査を繰り返してきましたが、ようやく「これぞ増水パターン!」という釣果を得ることができて最高に嬉しいです(*´∀`)
7月後半にメーターを釣って以降、かなり釣果に恵まれているので今後も頑張りたいですね!
※増水時の河川は非常に危険なので、ウェーディングは極力避けて安全に留意しましょう。
使用タックル
- ロッド:アピア/グランデージSTD.93MH
- リール:ダイワ/14カルディア3000
- ライン:デュエル/スーパーエックスワイヤー8 1.2号
- リーダー:シーガー/フロロマイスター20Lb
- ルアー:カゲロウ124F、カゲロウ100F、パンチライン80、クロスウェイク111F など
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