こんにちはにゃがともです。
今回の記事は、2022年に発売された新型コモモの飛距離を計測した内容になります。
そして、旧型コモモの飛距離も同時に計測する事で、新型コモモになって飛距離性能がどれくらい向上したのかを比較してみました。
Vlogでも同様の動画をアップしていますので、お好みでどうぞ！
旧型から新型への変更点
まず初めに、新型コモモの旧型からの変更点ですが、一つ目はヘッドの形状。
リップレスのヘッドがカップ状になった事で水噛みが良くなっています。
その結果、よりスローに巻いてもアクションするようになったことと、旧型よりもアクションが少し大きくなっています。
次に、重心移動システムであるMRDの搭載です。
これによってウェイトボール式の旧型コモモよりも飛距離が向上したとの事です。
なお、MRDが搭載された事によってルアーの重量が16gから18gに2g重くなっていて、その分浮力を確保するためにボディがややファットになっています。
レンジは最大50cmとなっていて旧コモモより潜りそうですが、ナイトゲームでドリフトで使うとそこまで潜らないと思います。
飛距離の計測方法
まずは、測定方法の確認です。
私の動画では13回キャストして、飛ばなかった3回を除外した10回分の飛距離について、平均、最大、最小そしてバラつきの指標である標準偏差を求めています。
今回は飛距離をなるべく正確に測るためにカウンターを用意しなのですが、カウンターも結構誤差が出る事が分かりました。
そんなこともあってハンドル1回転95cmで換算して飛距離を求めています。
タックルおよび条件
タックルはこちらの感じです。
- ロッド：ラブラックス100ML
- リール：20ルビアス4000CXH
- ライン：PEライン1.2号
10ftのMLロッドに4000番のハイギヤリールを使用しました。
測定時の条件はこんな感じです(気象庁データより）。
- 天候：曇り
- 気温：12℃
- 風：2.4ｍ/ｓ横風
多少風がある条件下でした。
飛距離の計測結果
旧型コモモ
それでは、コモモの飛距離を測っていきます。
まずは旧コモモから見ていきます。
旧コモモの飛距離ですが、
- 平均飛距離：49.2m
- 最大飛距離：52.3m
- 最小飛距離：46.6m
という結果となっています。
また、バラつきの指標である標準偏差は2.0mでした。
新型コモモ
次に新型コモモを見ていきます。
新型コモモの飛距離ですが、
- 平均飛距離：51.5m
- 最大飛距離：55.1m
- 最小飛距離：47.5m
となっています。
また、バラつきを示す標準偏差は3.1mでした。
新型コモモに関して言えば、同じMRDのサスケ裂空が結構飛ぶので、そのイメージからいくと思ったよりも飛ばないなと言う印象でした。
新型と旧型の比較
それでは新型と旧型の結果を比較してみます。
この表では良い数値を赤字で示しています。
結果としては、新型コモモは旧型と比較して、
- 平均飛距離は2.3mアップ
- 最大飛距離が2.8mアップ
- 最小飛距離も0.9mアップ
という結果になり、全体的に飛距離は延びている結果となっています。
最大値や平均値でみると約5%のアップですね。
ただし、バラつきの指標である標準偏差は旧コモモが2.0mに対して新コモモは3.1mですので、新コモモの方が飛距離はバラつく傾向にある事が分かりました。
まとめ
今回の動画では新型コモモと旧型コモモの飛距離を比較しました。
その結果、私のケースにはなりますが、新型コモモは旧型と比較して5%程度飛距離がアップしていると言えます。
ただし、新型コモモの方が飛距離のバラツキは大きくなる傾向にありますね。
この結果は、同じMRDのサスケ裂空とウェイトボール式の裂波の比較記事でも同様の結果になっています。
以上から、MRDの特性としては、ウェイトボール式よりも飛距離は伸びるけどもバラツキは大きくなる傾向が見えて来ました。
サスケでもコモモでも同様の傾向が出ましたので、MRDの特性の考察として結論づけても良いのかなと思います。
裏を返すと、スタンダードなウェイトボール式の重心移動も飛距離の安定性という面においては中々良いシステムである事も見えて来ましたね。
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