ライトゲーム入門に最適な18レガリス LTが発売【18フリームスとの違い・互換性は?】

リール
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ダイワの廉価リールであるレガリスが12年に発売されて以来、6年間の沈黙を破り2018年9月にLTコンセプト機となって発売されました。

ダイワUSでは、2017年には発売が発表されていたようですので、タトゥーラと同じく逆輸入的な位置づけですかね。

 

2018年8月時点では、18レガリスはLTコンセプト機の中で最廉価リールとなっています。

 

この18レガリスLTは、ルアーフィッシングの中でも、特にライトゲームの入門者に強くオススメしたい仕様になっています。

また、フリームスとの違いや互換性、ベアリングチューンなども気になると思いますので、この度まとめてみました。

 

18レガリスLT

スペック

ライン

ナップ

巻取長ギア比自重ドラグ

ベアリ

ング

ハンド

ル長

定価
LT1000S64cm5.2185g5kg5/140cm9,800円
LT2000S68cm5.2190g5kg5/140cm9,800円
LT2000S-XH81cm6.2190g5kg5/145cm9,800円
LT2500D75cm5.3210g10kg5/150cm10,300円
LT2500S-XH87cm6.2205g10kg5/155cm10,300円
LT3000D-C80cm5.3220g10kg5/150cm10,300円
LT3000-CXH93cm6.2220g10kg5/155cm10,300円
LT3000S-C-DH80cm5.3230g10kg5/190cm11,300円
LT4000D-C82cm5.2245g12kg5/155cm11,000円
LT4000D-CXH99cm6.2245g12kg5/160cm11,000円
LT5000D-CXH105cm6.2250g12kg5/160cm11,000円

 

1000番から5000番までのラインナップになっており、各番手にノーマルギヤとハイギヤが揃っており、小型スピニングリールの一般的なナインナップです。

 

また、重量は2000番台で190gと、この価格帯のリールとしては別格に軽いリールになっています。

価格は9,800円~11,000円であり、実売価格は7,000円~8,000円程度ですね。

 

機能・性能

ATD

出典:http://www.daiwa.com/jp/

 

ドラグには、ダイワのスタンダードドラグであるATD(オートマチックドラグ)が採用されています

今までは、実売10,000円前後のエクセラーまでの採用でしたので、今回でさらに廉価リールにも採用されたことになります。

 

この恩恵は非常に大きく、高いドラグ性能が必須となるアジングやメバリングといったライトゲームでも安心して使用できる仕様になっていると思います。

他には、エリアトラウトなんかにも良さそうですね。

 

エアローター

出典:http://www.daiwa.com/jp/

 

エアローターは、肉抜により軽量化したローターのことですが、これは下位機種のレブロスにも採用されており、特筆すべき機能ではなく一般的な機能です。

ローターの素材がZIONならば巻き感も軽く非常に良いのですが、さすがにこのクラスでの採用は難しく、ローター素材はフリームスと同じく強化プラスチック樹脂製のDS4となっています。

 

タフデジギア

 

出典:http://www.daiwa.com/jp/

 

LTコンセプト機である18フリームスや18カルディアと同様に、タフデジギヤが採用されました。

ギヤの剛性もミドル機種と同様のスタンダード仕様であり、安心して使用できますね。

廉価モデルにまで採用しているシマノのハガネギヤに対抗しているように感じます。

 

マグシールドは非搭載

出典:http://www.daiwa.com/jp/

 

エクセラーまで採用されているダイワを代表する防水機能であるマグシールドですが、レガリスには残念ながら不採用のようです。

価格的に厳しかったみたいですね。

 

なので、ミドル機種よりリールの寿命は短いかもしれませんが、セルフメンテナンスが可能で、自分でリールをメンテナンスしたい方には都合が良いかもしれません。

 

ねじ込み式ハンドルは非搭載

ハンドルのガタつきを抑えるねじ込み式ハンドルは、18フリームスには新たに採用されましたが、18レガリスには残念ながら不採用で供回りハンドルのようです。

これも価格的に仕方なしですね。

 

ねじ込み式ハンドル(18フリームスLT2000S)

供回り式ハンドル(18レガリスLT2000S-XH)

 

フリームス・レブロスとの違いは?

18フリームスLTと比較

18レガリスのLT機としての上位モデルは18フリームスになりますので、こちらと比較してみます。

対象番手は2000番台としました。

出典:http://www.daiwa.com/jp/

価格

定価は、

18フリームス LT2000S・・・15,800円

18レガリス LT2000S・・・9,800円

となり、5,000円の価格差。

 

ネットでの実売は、

18フリームス LT2000S・・・11,000円程度

18レガリス LT2000S・・・7,000円程度

となりますので、実質は4,000円程度の違いとなりそうです。

 

機能・性能

まず、18レガリスは、その形状から18フリームスをベースとしている事は明らかです。

そして、性能の差異としては、レガリスは、

①マグシールドなし

②ねじ込み式ハンドルなし(供回り式ハンドル)

 

共通の性能としては、

①ベアリング数・・・5個

②ドラグ・・・ATD

③重量・・・190g

④ギヤ・・・タフデジギヤ

 

となっており、マグシールドとねじ込み式ハンドルを不採用とするこで価格を抑えているようです

一方で、ベアリング数、ドラグ性能、重量、ギヤの剛性など、リールの基本的な性能の部分は妥協していないようですね。

 

4,000円でマグシールドとねじ込み式ハンドルを取るか否かといったところが、レガリスとフリームスの選択の決め手となりそうです。

 

15レブロスと比較

次に、レガリスの下位モデルとなるレブロスと比較をしてみます。

こちらも対象番手は2000番台としました。

出典:http://www.daiwa.com/jp/

価格

定価は、

15レブロス2004・・・8,200円

18レガリスLT2000S・・・9,800円

となり、1,600円の価格差。

 

ネットでの実売価格は、

15レブロス2004・・・5,500円程度

18レガリスLT2000S・・・7,000円程度

となりますので、実質は1,500円程度の違いとなりそうです。

 

機能・性能

性能の差異としては、

①重量・・・レガリス(190g)の方が45g軽い(レブロス:235g)。

②ギヤ・・・レガリスにタフデジギヤが採用され剛性が高い(レブロス:デジギヤⅡ)

③ベアリング数・・・レガリスが1つ多い(レガリス:5個、レブロス:4個)

④ドラグ・・・レガリスにはATDが採用されておりドラグ性能が高い(レブロス:トーナメントドラグ)

 

共通する主な性能としては、

①エアローター

②マグシールド無し

③供回りハンドル

といったところ。

 

レガリスの性能が圧倒的に上回っている事が分かります。

 

レブロスも価格的にみると悪くないリールなのですが、ライトゲームで使用するには、ドラグ性能と重量が気になる点でした。

このあたりの欠点をプラス1,500円程度で克服した事は、とても素晴らしい事だと思います。

 

18フリームスとスプールに互換性あり

18フリームスLT2000S

18レガリスLT2000S-XH

 

18フリームスと18レガリスは、スプールに互換性があります。

つまり、レガリスはフリームスの下位互換リールと言えそうですね。

 

フリームスのスプール価格は4,400円ですが、プラス3,000円弱出すとスプールに互換性のあるレガリスの本体一式が買えてしまうので、非常にお得感がありますね。

 

フルベアリング化

18レガリスのフルベアリング化は、18フリームスと全く同様のパーツ・手順になっています。

ベアリングを組み込む箇所は、ラインローラー(1個)とハンドルノブ(2個)です。

 

特にライトゲームは糸ヨレが顕著ですので、ベアリングの追加が望ましいと思います。

【ベアリングチューン方法】21フリームス・20レブロス・18レガリス・19レグザ
この記事は、21フリームスLT、20レブロスLT、18レガリスLT、19レグザL...

 

ライトゲームの入門機・予備機として最適

ダイワの汎用スピニングリールの中で、アジング・メバリング・エギングなどのライトソルトゲームに適切な入門機は18フリームスLTだと私は考えていました。

 

理由としては、ライトゲームに求められる性能、すなわち、軽さ(概ね200g以下)とドラグ機能(ATD)が両立されたリールの中で、最も安いものがフリームスであったからです。

例えば、下位機種のエクセラーは金属ボディで重く、レブロスはドラグに難があった訳ですね。

 

しかし、そこにLTコンセプト機として軽量化とギヤの高剛性化の実現、そして高いドラグ機能まで備えたレガリスが1万円以下で登場したのことで、ライトゲームの入門機あるいは予備機として最適なリールになっています。

 

まとめ

18レガリスLTは、ライトゲームに求められる軽さとドラグ性能に関して、十分な性能を持った実売7,000円前後で購入できる非常にコスパに優れたリールとなっています。

 

つまり、ライトゲームの入門機や予備機として非常に適しているリールであるといえそうですね。

 

また、18フリームスの下位互換といえる形状・スペックであり、スプールにも互換性があります。

そのため、私のようなフリームスユーザーからすれば、安く予備スプールを購入できる可能性がありますし、フリームスの予備スプールを買うならば、予備機としてレガリスをプラス3000円で購入したほうが、後々を考えると良いかもしれません。

 

以上のように、1万円を切るリールとしては破格の性能を持っているのではと思います

 

予算に余裕があるのならば、マグシールドとねじ込み式ハンドルが採用されている18フリームスの優位性は変わりませんが、入門機の選択肢を広げてくれる非常に良いリールだと思います。

 

(2018.9.20追記)

私も、アジング用として1台購入してみました。購入後のインプレはこちらをご覧下さいませ。

18レガリス LT2000S-XHの1stインプレ【重量や分解など】
18レガリスLT2000S-XH この度、検討していたアジ...

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

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